[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 残酷な現実。
 それを修造に教えたのは、身体を拘束している木台と地獄の苦しみだった。
 みるみるうちに呼吸を奪われ、
「っ……、ごほおっ……!」
 修造はまた、口から大量の水を吐いた。
 への字型に曲がった木台に仰向けに寝かされた彼の体と手足は、トラロープで木台の裏にしっかりと固定されていた。漏斗が口内に押し込まれており、
「やめ、やめろ……、っ! ごぼっ!」
 彼の言葉は、絶えず注がれる水によって遮られる。
 木台は、腹が頭より高い位置になり、首がわずかに持ち上がる形状になっていた。そのため、必然的に水を飲み込む速度は遅くなり、呼吸困難に陥りやすい。
 女は終始、無言のままだった。
 その美貌に表情は無く、その瞳は一縷の光も宿していない。咳き込む修造の口元を見ながら、ただ淡々と、断続的に水を流し続けるだけだ。
「ど、どうしっ……かはっ! げほっ!」
 声は虚しく宙に舞う。
 疑問の渦ばかりが、修造の心を覆い尽くした。


 星井麻耶から連絡があった時、修造は思わず笑いそうになった。
 ――案ずるより産むが易し、か。
 当の本人が殺しのセッティングをしてくれるなどとは、考えてもみなかったからだ。
「お待ちしています」
 彼女のその言葉が、あれこれと悩んでいた自分を嘲っている。修造はそんな風に感じていた。己に迫る危機など、察することすらできないまま――
 神経質で用心深い性格。それは修造自身も、また彼を知る人間も、異議を唱えないところだった。
 彼はいつものように革手袋を身に着け、アリバイを確保し、考えられる限りの用心をしてから待ち合わせ場所へと向かった。

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