[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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『ひぐらしのなく頃に』の二次創作です。(※ネタバレ注意)
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 二人の視線の先へと目を遣ると、腹を抱えて蹲った圭一の姿が目に入った。気を失い、口から吐瀉物を垂れ流している。
「ボ、ボクは大丈夫なのです。でも圭一が……、圭一を看てやってほしいのです!」
 思わず口走る。圭一の顔は蒼白になっていた。吐瀉物が喉につかえ、息ができないのかもしれない。そう心配したからだ。だが、幸い圭一はすぐに意識を取り戻し、激しく咳き込んだ。
 ホッと胸を撫で下ろす。私の方へと向き直ったレナと魅音の表情は、驚きの色を湛えていた。
 魅音が少し心配したように、
「どうしちゃったの、梨花ちゃん? 熱でもあるの?」
 と、苦笑を交えて額をくっつけてくる。レナは、
「保健室に行った方がいいんじゃないかな? かな?」
 見守るような瞳で私を見る。親身な口調――だが、彼女の口元もまた、奇妙に歪んでいた。
 ますますわからなくなる。
 ――この世界は一体、どうなってる?
 人間関係がおかしすぎる。魅音が「圭一」と呼び捨てにする。冗談めいた様子もなくレナが殺意を口にする。もしかしたら、レナも魅音も既に発症していて……、……それなら、二人の攻撃対象が、明確に圭一へと向けられている理由は……?
 羽入は、……羽入はいったいどこに? こんな大切な時に。訊きたいことがありすぎる。こんな時に……
 顔に怒りの感情が浮かんでいたのか、レナと魅音の目の色が変わる。
 私は二人に笑顔を見せてそれを誤魔化すと、「笑わないで聞いてほしいのです」と前置きした後、質問を投げかけた。
「あの、今日は、何月何日なのですか?」
「あ、えっと、今日は六月の――」
 レナが訝しげもなく答える様子を見て少し安心したが、同時に焦りが込み上げてくる。
 ――綿流しの日まで、あと一週間もないじゃないか……

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