[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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『ひぐらしのなく頃に』の二次創作です。(※ネタバレ注意)
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「ぐああああっ!」
 悲鳴が聞こえた。圭一の声だ。私がそれを認識した時、ドスンという音とともに圭一が私の足元へと飛んできた。
 呆気に取られ、私は言葉を失う。床に転がった圭一の唇が切れ、そこから血が流れている。圭一が飛んできたその先へと目を遣ると、そこにはレナの姿があった。セーラー服の短いスカートの中から白い下着が覗いている。彼女はその足を高く振り上げていた。その横には魅音が腕を組んで立っている。
 ついさっきまでは気付かなかった。二人の口元に奇妙な笑みが浮かび、その眼光が恐ろしく鋭かったことに。
「ぐ……」
 呻きながら、圭一が私の足元に這いつくばっている。そんな圭一を無視するかのように、レナが、
「あ、梨花ちゃん。おはよう」
 と、聞き慣れた明るい声色で挨拶をしてくる。魅音もレナの言葉につられるように、
「おっす、梨花ちゃーん。おっはようっ」
 と軽い調子で声をかける。いつもの二人だ。そう思いたかった。しかし、私は言葉を返すことができない。レナと魅音の表情は狂気に満ちており、その瞳は獲物を狙うそれだったからだ。続けて魅音からかけられた言葉によって、私はさらに混乱を極めた。
「ナイッスタイミング! おっし、トドメだよ、梨花ちゃん!」
 言いながら拳で空を突く魅音。口調こそ冗談めいていたが、魅音の目は真剣そのものだった。そしてそれはレナも同じだった。私が困惑し「みぃ」とおどけて笑ってみせるも、二人の期待の眼差しは変わらない。
「ぐっ……そうはいくかよ! てめえら……、今日こそはなぁ!」
 言いながら圭一がすくっと立ち上がる。唇から流れる血を袖で拭きながら――
 ――えっ?
 ふわりと身体が宙に持ち上がる。それに気付いた瞬間、肩に激痛を感じる。圭一の拳が、まっすぐ私に向かって伸びているのが見えた。地面に尻餅をつき、痛む肩を押さえる。
 事態の輪郭が見えてくるほど、当惑ばかりが膨らんでいった。

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