[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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『ひぐらしのなく頃に』の二次創作です。(※ネタバレ注意)
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 すっと立ち上がり、布団に手をかけた時にふと違和感を覚える。再び、隣の布団を見て、その正体に気付く。タオルケットや枕が無雑作に散らばっているのだ。いつもの沙都子なら、布団はきちんとたたんで押入れにしまってから家を出るはずだ。こういったことに関しては、沙都子はやたらと几帳面なのだ。間違っても、たたみ忘れたなどということは考えられない。
 ――よほど急いでいたのだろうか……?
 何となく腑に落ちないが、そんなことを一人で考えていても仕方がない。大方、何かの用事で早めに学校に行く予定があったが、寝坊し、慌てて学校へ向かった。そんなところだろう。もしくは、今日は休日で、人目の少ない早朝から得意のトラップ作りに勤しんでいるか……
「はぁ……」
 無意識に、ため息が零れた。
 ――今日は、何月の何日だろう?
 疑問が頭の中を埋めていく。
 この眠りから覚めた時、いつも私はこの質問を最初に羽入にしていた。今はその羽入がいない。
 ――あの娘は一体どこに行っているのか……
 不安と苛立ちの渦巻く中、私は静かに登校の準備を始めた。

 教室のドアを開けた時、私は強烈な違和感を抱かずにはいられなかった。
 まずはじめに目に留まったのは、割れた窓ガラスだった。破片はその場に散乱したままだ。
 不審を感じてあらためて周りを見る。
 不規則な配置の机と椅子。そのいくつかは倒れ、いくつかは傷ついている。黒板は落書きで埋め尽くされ、諸所に傷が入っていた。レナと魅音、そして圭一の姿が目の端に映ったように思う。先に出かけたとばかり思っていた沙都子の姿はそこにはなかった。
 何よりも不自然だったのが、他のクラスメイトたちだ。皆、教室の隅に身を寄せて座り込んでいる。言葉はない。ただひたすら肩を震わせ、一様にこちらから目を背けている。その瞳には精気が感じられない。
 ――これは、明らかにおかしい……
 嫌な胸騒ぎに覆われる。次の瞬間――
 瞳に映った光景が、私の身体を凍りつかせた。

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