[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 水葉は、つんのめった俺の襟を掴み、
「ぐっ!……おおおっ」
 手元に引き寄せるようにして、その膝を俺の腹に突き刺した。
「ふぐうっ……がはっ!」
 本当に、重い……
 彼女はそのまま二発、三発と、続けざまに腹を抉る。
 細くて白い、しなやかな脚だ。この肢体のどこに、こんな力が――そう疑ってみても仕方がなかった。彼女の放つ蹴りの破壊力が並大抵のものでない証拠は、膝を突き立てられる度に感じる地獄の苦しみと、内部から吐き出される己の血液だったのだから。
「うぅ……うえっ……」
 既に視界は暗転し、俺は前方に我が身を倒す。が、水葉はそれを許してはくれなかった。ぐいと俺の首を掴み、コンクリートの壁に叩きつける。
「っは!」
 衝撃で身体が大の字に広がる。足に力が入っていない。それでも俺がこうして立っているように見えるのは、彼女が持ち上げているから……
「ん……んぐっ……」
 声を漏らし、反射的に両手を首へと移す。口の端から、血液が滴っていくのがわかる。
 水葉は瞳を閃かせ、
「んご!……おぉっ!」
 がら空きになった俺の腹に、再びその拳を埋めた。
 水葉が手を離した時、もはや俺に選択の余地はなかった。ふらりと前方に崩れ落ちる。その時、視界の隅に映ったのは、彼女が身体を捻る様子だった。次の瞬間、爪先を彩るパステルカラーが俺の視界を奪い、
「がああああっ!」
 俺は宙に舞った。
 無機質な地面が、冷たく俺の身体を受け止めた。
「ぐっ!」
 ごろごろと転がり、仰向けに倒れ込む。優しさの欠片もないベッドだった。傍には肉塊と化した友の姿があり、固まり始めた血液の絨毯を敷いていた。臭気がひどい。それでも、あのまま水葉の攻撃を受け続けるよりは何千倍もマシだと思った。
 だが、それすら、束の間の休息だった。視界の端に、水葉のすらりと長い脚が見える。表情は読み取れない。が、決意を固めた彼女が、もはや手を緩めることはない。それが俺の確信だった。想像に違わず、彼女はすいとその脚を持ち上げ、
「ぎゃああああっ!」
 勢いよく、パンプスを俺の右腕に振り下ろした。
 ゴキッという鈍い音が、耳を貫いた。

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