{
2007/04/23(月) }
……
気付くと俺は独房に入れられていた。俺は…どうなったんだ?…
体中が痛むが、傷の手当てがしてある。俺は…生きてるんだ…い…生きて…
はははははははは。
腹の底から笑いがこみ上げてきた。声も出さずに、心の中で大声で笑った。
俺は生きてる…生きてる…
クソ刑事どもに俺は勝ったんだ。はっ、ざまーみやがれ!あはははははは!!
うっ…
まだ体中の痛みはチクチクと俺を襲う。有刺鉄線の傷は一部治りかけていた。
気絶してから数日は経っているらしい。
しかし俺は自白しなかった自分が今は誇らしくて仕方がなかった。絶対ここから逃げ出してみせる…逃げ出してみせる…
ぼんやりと独房の天井を眺めていた。証拠は絶対に不十分だ。
確かに全てを隠しきることは不可能だった。だが…俺は自白をしなかった。刑事を二人も殺したが、それは身を守るために仕方なくしたこと…情状酌量の余地は十分にあるはずだ…
くくくく…
再び笑いが込み上げてくる。政府のクソ野郎ども…国家権力の奴隷ども…俺を裁くことは不可能なんだよ…あははははははは!!
しばらくすると刑事が二人、独房の鍵を開けに来た。俺の両脇を抱え、またあの小部屋に連れて行く。
ま…まだ続けるのか?あの女の拷問を思い出し、身震いをする。怖い…怖い…
くそっ…だが俺は絶対に言わない…絶対に…
そんなことを考えている矢先、一人の刑事が口を開いた。
「まだ続くと思ってますか?」
虚をつかれた。心の奥を見透かされたようで不快だった。
「いくら拷問されたって俺は本当のことしか話せねえよ。」
俺の言葉に、刑事はやっぱりといった顔つきで俺に語りかけてきた。
「あなたの裁判は終わりましたよ。何日も気絶していたので略式裁判となりましたがね。」
刑事は淡々と俺に告げた。…略式?…裁判?…
「あなたは新法案初めての違反者となります。よって、正当拷問自白法拒否罪が適用されることになりました。」
こいつは何を言ってるんだ?どういう意味だ?
何が何だかさっぱり分からない。俺は混乱し、戸惑いを隠すことができなかった。
Back | Novel index | Next
気付くと俺は独房に入れられていた。俺は…どうなったんだ?…
体中が痛むが、傷の手当てがしてある。俺は…生きてるんだ…い…生きて…
はははははははは。
腹の底から笑いがこみ上げてきた。声も出さずに、心の中で大声で笑った。
俺は生きてる…生きてる…
クソ刑事どもに俺は勝ったんだ。はっ、ざまーみやがれ!あはははははは!!
うっ…
まだ体中の痛みはチクチクと俺を襲う。有刺鉄線の傷は一部治りかけていた。
気絶してから数日は経っているらしい。
しかし俺は自白しなかった自分が今は誇らしくて仕方がなかった。絶対ここから逃げ出してみせる…逃げ出してみせる…
ぼんやりと独房の天井を眺めていた。証拠は絶対に不十分だ。
確かに全てを隠しきることは不可能だった。だが…俺は自白をしなかった。刑事を二人も殺したが、それは身を守るために仕方なくしたこと…情状酌量の余地は十分にあるはずだ…
くくくく…
再び笑いが込み上げてくる。政府のクソ野郎ども…国家権力の奴隷ども…俺を裁くことは不可能なんだよ…あははははははは!!
しばらくすると刑事が二人、独房の鍵を開けに来た。俺の両脇を抱え、またあの小部屋に連れて行く。
ま…まだ続けるのか?あの女の拷問を思い出し、身震いをする。怖い…怖い…
くそっ…だが俺は絶対に言わない…絶対に…
そんなことを考えている矢先、一人の刑事が口を開いた。
「まだ続くと思ってますか?」
虚をつかれた。心の奥を見透かされたようで不快だった。
「いくら拷問されたって俺は本当のことしか話せねえよ。」
俺の言葉に、刑事はやっぱりといった顔つきで俺に語りかけてきた。
「あなたの裁判は終わりましたよ。何日も気絶していたので略式裁判となりましたがね。」
刑事は淡々と俺に告げた。…略式?…裁判?…
「あなたは新法案初めての違反者となります。よって、正当拷問自白法拒否罪が適用されることになりました。」
こいつは何を言ってるんだ?どういう意味だ?
何が何だかさっぱり分からない。俺は混乱し、戸惑いを隠すことができなかった。
Back | Novel index | Next

