[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 ただ見惚れていた。
 金髪と栗毛。目の前にあるふたつの存在に、俺は吸い込まれるような感覚を抱いた。
 澄みきったあの空よりも美しい碧眼と、均整の取れたプロポーション。透き通るほど白く、きめの細かい肌。鋭利な冷たさと柔和な温かさが共存しているような美貌。顔立ちはそれぞれ違うものの、それらは二人に共通する魅力だった。
 彼女たちを見ているだけで、不思議と緊張がほぐれていく。
 どういう関係かはわからないが、知り合い同士であることに間違いはないだろう。
 笑顔を浮かべながら、二人が楽しげに会話を始める。しかし、その言葉は全く聞き取ることができなかった。記憶が失われているとはいえ、彼女たちが口にしているのが日本語でないことくらいは、今の俺にもわかった。
 ふと我に返る。同時に、彼女たちの美しさに魅入ってしまっていた自分に呆れる。今さらだが、こんなことをしている場合ではない。
 ――何とか、こちらの言葉だけでも通じないだろうか。
 どう考えてみても、普通の状況でないことは明らかだ。どうして?と問いたいことは山ほどある。とにかく今は、自分が何者で、どういう状態に置かれているのか――それを、何とかして知りたかった。
 と――、ふいに、女性のひとりが俺の傍に近づく。
 思った以上に背が高い。金色に輝くストレートヘアーをふわりと靡かせながら、彼女はその白くて細い腕を、俺の首元に巻きつけた。抱きしめる。その指で肌をなぞる。頬をすり寄せる。鼻先にふうっと息を吐く。厚めの紅い唇から舌を覗かせ、艶かしく蠢かせる。
 ――これは……どういう……?
 全く理解できない。拒絶してもいいはずだ。だが、そのための腕は、感覚を失っていて動かない。今は、受け入れるしかないのだ。……というのが、自分にとっての言い訳となった。ただ、この身体を支配している麻痺は、触れられている感触すらも伝えてくれない。
 それが……、正直、残念だった。
 涼しげな小波の音が、耳を撫でていく。そこに、小さな笑声が重なった。
 金髪女性の背後だった。静かに俺たちの様子を見ていた栗毛の女性――彼女の口元が、薄い微笑を浮かべているのが目に入る。その視線は、俺の首から下へと注がれていた。
 ――っ!
 羞恥心が俄かに芽吹く。しかし、喉は鳴らなかった。神経の働き――その支障が声帯にまで及んでいることを実感する。感覚があれば……、思い通りに頭を動かすことができれば……、真っ先に下を向いて確認しているところだ。
 ――服は? ズボンは? まさか……裸? あ、アレ……、アレの状態は……?
 不安が高まっていく。しかし同時に、そんなことを考えても意味がないということも、俺にはよくわかっていた。頭部を動かせたところで、確認など不可能なのだから。――はめられた首枷。視線をわずかに下げただけで視界に入るほど大きな枷の下を、どうして見ることができようか。
 俺の動揺など意に介する様子もなく、金髪女性は俺への淫縦を続けた。

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