[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 夏美は再び、ミュールの底を陰茎に宛がった。
 男は、全身を汗でぐっしょりと濡らしていた。呻き、咳き込み、それでもすぐに右手を左指先から股へと移動する。懸命に睾丸を庇い、涙を浮かべ、哀願するような目で夏美を見る。夏美は視線だけを下に向け、
「怖いの?」
 と、男の右手の上から、ヒールで股間を何度も踏みつける。加減はない。男は彼女の問いに答えることすらできず、ただ股を押さえ、痛声を上げ続けた。
 夏美は、脚を持ち上げては振り下ろし、
「そう、そういう怖さ……」
 男の右手を強く踏み躙る。
「身を守れない……。声も出せない……。助けてももらえない……」
 みるみるうちに、男の右手が腫れていく。
「……私と同じだね」
 いつしか、軽快な骨折音が鳴った。それでも男は手を退けない。夏美はゆっくりと、その足先を彼の股間から腹へと移動した。股間を庇うことに精一杯なためか、男は反応を示さない。
 無防備に開かれた男の腹に、夏美は容赦なく爪先を突き刺した。
「うっ!……ぐふぅ……」
 それに呼応し、弱々しい呻き声が上がる。夏美は口元に笑みを零し、
「苦しいでしょ?」
 と、再び腹を追撃する。男の悶声を聴きながら、
「つらいでしょ?」
「んっ!」
「私が」
「……っ!」
「味わって――」
「うっ!」
「――きたように!」
「んんっ!……おぐぅっ!!」
 夏美は何度もその足を振るった。やがてその足を止め、
「あなたも、同じくらい苦しむべきなの……」
 と、静かに囁く。しゃがみ込んで、蠢く男の様子を観察する。
 男の口からは黄ばんだ液体が零れてきていた。身体は痙攣を続けている。
 夏美は息を吐いた。男に背を向け、そのままゆっくりと、玄関口へと足を進める。
 男は微動だにしない。呼吸をしているのかどうかすら疑わしい。口から、泡と黄水と血液の混じった奇妙な液体を噴出している。身体はぼろ雑巾のように廃れ、ただ、そこにあるだけだった。
 数秒ほどで、夏美は玄関口から戻ってきた。感情のない瞳で、そこにある物体を見下ろす。
「まだ……、終わりじゃないよ?」

 夏美は、手にしたスパナを高く振り上げた。

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コメント
この記事へのコメント
ご意見、ありがとうございます。
masaさん、こんにちは。いつも当サイトへのご来訪、ありがとうございます。
好きな作品をもっていただけていることを、大変光栄に思います。
>誰が何なのか、何がしたいのか
常に見通しをもって執筆しているつもりですが、伝わっていないのであれば、それは私の反省点です。
また、故意にそのように描写することもあります。いずれにしても、まだまだ力不足ですが。
>一人を中心に、物語を進めた作品
あまり意識していませんでしたが、確かに最近は、群像的な作品を多く掲載していますね。
ただ、これに関しては、やはり作品次第になると思います。
どうすれば、よりその作品を効果的に描けるか、今後も精進していく所存です。
貴重なご意見諸々、大変参考になりました。真摯に受け止めていきたいと思います。
応援のお言葉が嬉しいです。ありがとうございます。今後もぜひ、ご来訪くださいませ。
2009/09/19(土) 16:23 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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