[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 ――やってしまって? 殺し……? おいおい、マジで何言ってんだよ。こいつら正気か?
 女は、じわじわと俺との距離を縮めてくる。
「おい……冗談だろ? なぁ?」
 しかし女は眉一つ動かさず、それこそ真剣な眼差しを俺に向ける。額には若干の汗が滲んでいるように見えた。
 ――冷や汗? まさかな。まさか……、冗談なんかじゃないのか?
 俺は恐怖を覚えた。何より、この女の真剣な表情が「本気」であることを物語っているように見えた。女は身動きの取れない俺の腹に向け、強烈なボディブローを入れた。
「うぐうっ!……く」
 女が口を開く。
「正直に言ってください。あなたは、串田区内で若い女性計八人を襲った連続殺人犯に間違いありませんね」
 若干緊張しているように思えたものの、落ち着いた口調で女はそう話した。俺は一瞬戸惑ったが、すぐに嘘の返事をする。
「だか……ら、……違う、って言ってんだろ。何度言えば……、っ! がはああ!!」
 言葉の途中で、さらに女のボディブローが入る。鳩尾を抉るように、拳で内部を捻ってくる。
「正直にお願いします。これ以上、苦しみたいですか?」
「じょ……、冗談じゃねえ。嘘、じゃねえ、って、何度も……、ぐうえええ!!」
「正確に」
「違うっ……、ぐはあああ!!! ち、ちが……っは! ぐうおおお! ぐぶうぅ!!」
 容赦ない腹パンチの嵐が俺を襲う。俺は内部の苦しみに、今にも吐き出しそうになっていた。

 苦しみが絶頂に達した頃、俺を押さえつけていた二人が女を手で制す。
「はい。とりあえずそこまでで」
 貫禄ジジイが、そう女に語りかける。
 俺は、ほとんど虫の息だった。しかし、休む暇もなく俺を襲ってくる地獄のような苦しみから一時的にでも解放され、俺は内心ほっとしていた。
「はぁ、っ、はぁ……ごほっ! ごぼおっ!!」
 俺は咳き込み、息遣いも荒くなる。継続的に繰り出されてきた女のパンチに跪きそうになりながら、それでもここまで必死で耐えた自分を褒めたかった。だが――
「さて、と。……そろそろ、認める気になりましたか?」
 貫禄ジジイが、今にも笑い出しそうな顔で俺の顔を覗き込む。俺はそのジジイの表情に心底腹が立った。
「へっ、馬鹿……言ってんじゃねーよ、この……、クソジジイが」
「貴様! 犯罪者が偉そうな口を叩くんじゃない!」
 啖呵を切った俺に、色黒が罵声を浴びせる。
 ――本音が出やがった。
 最初からこいつらは、俺を犯罪者だと決めつけてやがる。その態度がどうしても気に入らなかった。
 絶対に口は割らない。それは、既に俺の信念となって、俺自身を包み込んでいた。

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