[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 俺は馬乗りのまま、女の顔面を力一杯殴りつけた。女は鋭い目で俺を睨みつけている。
「お前も、あの女たちと同……」
 途中で言葉を切る。進んで自らの立場を悪くする必要はない。俺のこの行為の理由はただ一つ。そう、正当防衛だ。俺はまだ容疑者だ。自衛権があるはずだ。
 自分自身を納得させると同時に、俺はさらに何度も女の顔を殴りつけていく。もう一発、もう一発――
 その時、女は腰を力強く突き上げた。その衝撃で俺はバランスを崩し、前のめりに倒れ込む。
 あっという間の出来事だった。
 女はそのまま身をよじり、するりと俺の左腕を取ると、すぐさま腕拉ぎをかけてきた。あまりに滑らかな動きに、俺は何も抵抗することができなかった。女が絞め付けを強くする。
「が、あああああ!!」
 突然、小部屋の戸が徐に開き、さっき俺を取り調べた刑事二人が入ってきた。
「おうおう。瀬川刑事、派手にやっとるなぁ。ほな、ちょっと手伝いましょか」
 色黒のレスラー刑事が、楽しそうにもう一人に話しかける。
「ふむ、そうだな。このお方は、なかなか強情なようだ」
 色白の貫禄ジジイがそう答えると、二人は俺を女から引き剥がし、互いに俺の右腕、左腕をそれぞれ押さえ込み、壁に押し付けた。
「な、何の真似だ?」
 女は口から一筋の血を流し、なおも俺を睨みつけている。その口元には、少しだけ笑みがこぼれているようにも見えた。
 刑事達に押さえつけられ、身動きが取れず、訳も分からないまま、俺はしばしそこに立ち尽くす。見かけによらず、この二人は力がある。
 ――腐っても刑事だな。……微塵も動けねえ。
 そんな俺の目の前に、女が立ちはだかる。一瞬、背筋が凍りつくような感覚を覚えた。
 ――まさかな? 国家権力の名の下で、そんなこと。
「お、おいおい。何をしようが、俺は無実なんだよ! 俺からは何も聴き出せやしない。早いとこその手を離せよ」
 俺は自分の心境を隠そうと、刑事二人に啖呵を切った。
「おやおや、これは威勢のいい」
「ふざけやがってこのガキが! その空元気がいつまでもつか楽しみだな」
 刑事二人が、俺の言葉に反応する。それから、貫禄ジジイの方が女に命じた。
「では、瀬川刑事。やってしまってください。くれぐれも、殺してしまわないように」

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