[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 先生との電話を切った後、私はすぐに紗希に電話をかけた。
「紗希、お願いがあるんだ」
 挨拶もなしに、そう口走る。
 正直、私自身に切羽詰った思いがあった。それでも、彼女はそれに動じる気配すら感じさせない。
「何?」
 その冷静で落ち着いた口調が、私の心を緩和させてくれたのかもしれない。
 一呼吸置き、私は言葉を続けた。
「美里ちゃんのことなんだけど――」
 その名に、電話先の空気が少し変わった気がした。
「ちょっとヤバい奴に、引っかかってるみたいでね」
「ああ。あの女か……」
 紗希にも心当たりがあるようだった。彼女は察しが良くて助かる。
「手を貸してほしいんだ」
「うん。どうすればいい?」
「悪いけど、彩香と一緒に美里ちゃんを探してくれない?」
「……わかった」
 場所の心当たりを告げると、紗希は「すぐ行く」とだけ答え、通話を切った。
 私もまた、外出の準備を急ぐ。自分にできることをするために――


 おおよその見当はついていた。
 彼らが溜り場にしている場所は、少し前の私の居場所でもあったのだから。
「あ、いたいた」
 見つけたふたつの影に軽く声をかけると、
「あン?」
 しゃがみ込んでいた男がふり向く。
 見覚えのない顔だ。薄明かりの中で、その顔ははっきりと見えない。それでも、少なくともこの場所にいて、私を知っている男なら、こんな口の聞き方をしてくるはずがない。新顔なのだろう。
 ――面倒だな……
 それでも、悠長に構えている時間はない。
「ごめん、ちょっと聞きたいことあんだけど」
「何だ、お前ぇ?」
 思った通り、新顔が虚勢を張る。ガキはこれだから困る。その時――
「やめろ!」
 彼を横から一喝した者がいた。もうひとりの男。それは、以前の仲間――広志だった。

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