[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
「もう調べはついてるんだよ、大谷さん」
 取調室には刑事が二人。俺と向かい合ったその「黒いほう」が俺に話を切り出した。体格はレスラーのようであり、見ているだけで暑苦しい。
 もう一人の刑事は窓際に立って遠くを見つめ、何やら黄昏ている。そちらの「白いほう」は、肌だけでなく髪も白い。定年間際の刑事といった感じだ。だが見た目とは裏腹に、目の前で怒鳴るこいつよりも幾分貫禄が感じられる。
「女八人か。ハッ……しっかし、ようこんなにもやったなぁ。惨いこっちゃ」
 色黒は容疑者である俺に対して、まるで犯人扱いだ。まぁ、それに間違いがないことは、俺自身がよく分かっているんだが。

「これ以上シラを切るようであれば、致し方ありませんかな……」
 それまで口を閉ざして黄昏ていたもう一人の刑事が、静かに口を開く。
 ――来たか。
 予想通りの結果に、俺は驚きもしなかった。なぜなら、ここからが俺の勝負……
 政府の確立したクソ法案、『正当拷問自白法』との対決なのだから。

 連れてこられたのは、窓一つ無い小部屋だった。
 いや、小部屋という洒落た名前をやるにはあまりにも役者不足か。壁はコンクリート丸出しで、テーブル一つ無い。
 俺たちの人権はいったいどうなってるんだ? 弁護士を雇う権利くらいあって当然だろうに。全く、嫌な世の中になったもんだ。
 そんなことを考えながら、狭い部屋の隅々を探るように見回す。その時、ひとりの人物が俺の前に姿を現した。
 ――お……、女?
 驚いたことに、そこに現れたのは、こんな薄汚く狭い部屋とは到底不似合いな美しい女だった。ノースリーブ一枚の上半身。デニムのスカートに短めのブーツ。
 露出度の高い服装を纏ったその女に、俺は思わず性欲を掻き立てられる。
 俺は驚きの反面、期待の外れた嬉しさからその美しい女を舐めるように見回した。

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