[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 一瞬にして、熱が冷めた。不快感が全身を包み込む。
 興が醒めた私は動きを止め、電話口へと向かう。着信番号を確認するとともに、私は子機の通話停止ボタンを押した。一日に二度もあのダミ声を聞かされるなんて冗談じゃない。
 脱力感に覆われる。同時に、急激な眠気が私を襲う。
 リラックスチェアーへと戻り、身を横たえる。すぐに腰周りに違和感を覚え、その原因を見据えた。
 チェアーの突起物。それが、まだ硬いままになっていたのだ。今はもうこれを使う気にもなれない。
「邪魔」
 私は爪先でソレを小突いた。
 しかし突起物は治まるどころか、ぐいと持ち上がり、却ってビクビクと反応する。あまつさえ、私の腰や臀部、恥部を不規則にペチペチと叩く。停止機能を探してチェアーの隅々を触ってみるが、反応は変わらない。
 心地良い眠気が全身を包み込んでいく中、膨らんで硬くなっているこの突起物は鬱陶しく、気になって仕方がなかった。
 とにかく鎮めようと思った。しかし、その方法がわからない。
 いっそのこと潰してしまえば、といった考えも頭を過るが、マッサージ機能が失われてしまうのも少々勿体無い気がする。
 私は仰向けになったまま、突起物の両端に付いた二つの玉を握る。コリコリと手の中で擦り合わせてみると、例によって大音量が上がった。
 煩い。
 私は沈みかけた身体に鞭打って上半身を軽く起こす。それから、
「うっ……が、っ……」
 チェアーの後ろに手を伸ばし、レバーを回す。
 もう音楽など必要ない。とにかく眠いのだ。
 このまま眠ってしまおうか、とも思った。しかし、そんな私の眠りを妨げるように、硬い突起物は私の下半身を刺激してくる。
 まるで私を馬鹿にしているような、その間抜けな動きに、苛立ちが募る。
 先ほどまでの快さは、既に消えてしまっていた。眠気も次第に顔を潜めていく。
 私は立ち上がり、足裏でその突起物を踏みつけた。
「ぐむっ……、ぃ、ああっ!」
 十分レバーを絞めているはずなのに、まだ音が漏れてくる。それは、今の私にとってはただ煩わしいだけのものだった。
 何とか膨らみを治めようと、時に撫でるように、時に踏み躙るように、時に指先で擦るように、私は棒状に固まって膨らんだそれを刺激する。しかし、どれも全く功を奏しない。
 その時、チェアー上部の灰皿――男の口から、プッと何かが吐き出された。
 チェアーの中央部と床に、黒い染みができる。それは、先ほど私が捨てた煙草の吸殻だった。「ごほごほ」と咳き込むような音を絞り出すチェアーを見ながら、
「使えない……」
 私はため息混じりに言葉を放った。

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