[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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「どこなの!?」
 美里は大男の耳元で声を荒げた。気圧されつつも男は、
「し、知らねえ!」
 と、虚勢を張る。しかし、美里は揺るがない。
「言ってください。……もっと酷い目に遭いたくなかったら――」
「こんなに強えなんて……。聞いてねぇよ……」
「答えて!!」
「ほ、本当のことだ! オレたちは、ただ紹介されただけで――」
「紹介? 花音さんを? 誰に?」
「……許してくれ。即ヤリできる女がいるからって聞いて。ここに来れば――」
「だから……、誰に?」
「それは、本当に……」
「言いなさい!」
「ぐ……、できねぇ」
「それが、あなたの最後の答え?」
「た、頼むから、これ以上は――、っ……!」
 言葉の途中で、美里は手加減をやめた。
 万力のような力が、大男の首を圧迫する。男はガクンと首を垂れ、気を失った。薄く開いた瞼の中は、白く反転している。口から止め処なく溢れる泡のようなものが、地面を濡らしていった。
 美里は大男に目もくれずに立ち上がり、
 ――捜さなきゃ!
 当てもなく走り出した。


 埠頭の片隅にある倉庫の陰から、花音と髭の男が同時に姿を現した。
 紫煙を燻らせながら、花音は黙ってゆっくりと歩を進める。髭の男も、彼女の後を追うように歩いた。
 二人が大男の側まで来た時、花音が、
「勇作。ちょっと貸して」
 と、背後にいる髭の男に手を伸ばす。ちらりと送られた視線の先には、彼の持つナイフがあった。
 勇作は戸惑いを隠せなかった。震え始めた彼の様子を意に介す素振りもなく、花音は彼の手からナイフを掠め取る。そして、倒れた大男の左太腿にソレを振り下ろした。彼女には、躊躇の欠片も見られなかった。
 鮮血がほとばしる。背後で、とっさに勇作が「ひっ」と声を上げる。
 大男は、意識を取り戻すとともに絶叫し、地面を転がって悶絶した。しかしその動きも、すぐに止められる。右手首を踏まれ、男の身体は仰向けのまま固定された。
 手首に置かれた足から脚、腰、腹――と、大男はゆっくり視線を上げていった。淡い期待に縋りたかったのかもしれない。額の汗と全身の震え、荒い息。それらが、彼の極度の緊張を表している。視線が花音の顔へと到達した時、男は悲鳴を上げ、失禁した。
「使えない男だね、晋介は」
 花音が言う。柔らかい口調だ。満面の笑みを湛えた彼女を前に、大男――晋介の息遣いはますます荒くなっていく。
「しかも、余計なことまでペラペラと……」
 表情を変えぬまま、花音は晋介の手首を強く踏み躙る。
「ぐあああっ!……す、すみません! つい――」
 言葉を最後まで聞かず、花音は晋介の右太腿にもナイフを捻じ込んだ。
「いっ!……があああああっ!!」
 血飛沫が、冷たいコンクリートを赤く染めていった。

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