[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 受話器を手に、俺は動揺を隠せなかった。
 次々に飛んでくる質問に、俺は何度も言葉に詰まってしまう。口調が乱れ、言葉遣いが崩れる。自分の話に筋が通っていないことを感じる。慌ててフォローしようとして、支離滅裂な内容になる。
 こめかみから汗が滴るのがわかった。
 その時、すっと横から手が伸びてきた。デスクを並べた隣の同僚は、ついと俺の手から受話器をかすめ取ると、丁寧に対応を始めた。
 ――先月は五人、今月に入ってからも、既に二人だったか。あいつらには高嶺の花だな。
 日野のにこやかな横顔を見ながら、俺はそんなことを考える。
 切れ長の目に薄めの唇。控え目な化粧が、彼女のもつ魅力を引き出している。シャギーの入った髪は、わずかに茶色に染められていた。スタイルも良く、短いスカートから覗く脚が何とも艶かしい。
 一分と経たないうちに話はついた様子だった。受話器の向こう側に挨拶をし、同僚が電話を切る。机上のPC画面に目を戻すと、受話器だけを俺の目の前に差し出した。
「あ、ありがとう。助かったよ」
 負い目を感じ、同僚に話しかける。しかし、同僚はそれに答えない。俺と一切、目を合わせることなく、キーボードを叩く。バツが悪くなり、俺はさらに言葉を重ねる。
「日野さんは、やっぱりすごいな」
「……すごい?」
「あ、うん。すごいよ。俺じゃ無理だったから」
「そう? 普通のことでしょ?」
「い、いや。仕事ができる人だなぁって思うよ」
「……宇崎さんができないだけじゃない」
「うっ……」
 俺には返す言葉が見当たらなかった。
 日野は悪びれることなく、キーボードを叩き続ける。
 他の同僚の女どもの囁き声が、いつものように俺の耳をチクチクと突き刺した。

 午後十時を回っていた。
 残業は俺の日課だ。俺は山積みになった書類の束をPCに入力していく。今日中に帰れるだろうか。……まぁ、帰っても明日の仕事がやってくるだけだが。
 そんなことを考えていると、常盤部長も席を立った。デスクも整理されている。ようやくこれで心の枷が解かれると思ったが、それはどうやら甘かったらしい。カバンを提げた部長は、俺のデスクへと向かい、
「これもお願いね。明日までに」
 書類の束をドサリと机上に置く。溜まっている書類とほぼ同量だ。
「ちょっ……、いくらなんでも――」
 と、反論しようとする俺に「残業って、いい稼ぎになるんでしょ?」と毒づき、彼女は課を後にした。

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コメント
この記事へのコメント
今晩は。お疲れ様です。年下の女上司と複数の女子社員すばらしい設定ですね。このあとのこの男の扱われかたに期待します。それと例のニーソお嬢様のドラマで男の上に座るシーンがあったように思います。勘違いかもしれませんがみれる時間があればぜひともみていただきたいです。本当に苦労しらずなクソ生意気なお嬢様方は、最高です。
2009/01/19(月) 23:30 | URL | でぶ #-[ 編集]
こんばんは。
いつもご来訪とコメントをありがとうございます。ご感想には毎度、励まされています。
でぶさんはもちろんご覧になったと思いますが、ドラマは本日の放送だったようですね。
どうやら騎乗シーンもあったようで。私は見ていないので、何も語れませんが。
小説の方、今後もお楽しみいただければ幸いです。またのご来訪をお待ちしています。
2009/01/20(火) 23:15 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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