[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 間もなく、男の開いた口から濁った液体が流れ出る。既に意識はない。
「飲酒の後の胃って、極端に弱いからね」
 と、紗希はさらりと呟いた。
「あぁ……。穏便にって言ったのに……」
 美里は倒れた男の側にしゃがみ込み、顎をくいと持ち上げて気道を確保する。ハンカチで口内を拭うと、男は一度ゴボッという音を立てた。呼吸音を確認してから、美里は再び立ち上がる。
「おい! シャレんなんねぇって、これ!」
「ふ、ふざけんじゃねぇぞ!」
 中年男二人が怒号する。勢いづいてはいるが、歯切れが悪い。そんな彼らの声を背中で聞きながら、
「残念、本気。ふざけてたら助かったのに」
 紗希は、極めて冷淡な声色で答えた。
 男たちの目が険しくなる。二人は身構え、じりっと足を鳴らした。先ほどまでとは雰囲気が違う。黙したままで、じわりと紗希ににじり寄る。紗希はそれを意に介する様子もなく、ただ静かに立っていた。
 ――と、その時だった。それまで紗希の隣で呆然としていた彩香が、突然、
「ちょっと!」
 大声を張り上げる。紗希の行動が信じられないといった風だ。対峙した双方の間に割り込み、紗希を睨みつける。
「どういうつもり? 私はちゃんとルール守ってたよ!」
「あぁ、なるほど。学校内でってやつ?」
「そう! なのに、どうしてあんたが――」
「馬鹿」
「え?」
「火の粉は払わないと、火傷しちゃうんだよ」
「っ……、じゃあ……」
「そういうこと」
 二人は微笑み合い、それから鋭い視線を男たちに向けた。美里は慌てて、
「い、一年の計は元旦にあり! お、穏便に……穏便にいきましょ?」
 と彼女らに訴え、男たちには何度も頭を下げた。しかし、一人の男にぐいと胸座を掴まれる。
「頭下げたくれぇで怪我が治りゃ、病院は要らねんだよ」
「傷害のおまけ付きだ。謝って済むなら警察も要らないな」
 もう一人の男も荷担する。
 危機的な状況下にもかかわらず、彩香の表情はみるみるうちに活力を帯びていった。
「美里。あんた、良いこと言うね」
 そう言って、彩香は瞳を輝かせる。その様子を見た紗希は苦笑し、
「彩香らしい発想だね。いいよ。つまり、元旦にケンカすると――」
 声と同時に、彩香と紗希は男一人を挟むように立った。美里を掴んでいる男には目もくれない。
 嬉々とした表情の二人を前に、男がたじろぐ。もう一人の男もまた、美里を掴んだまま、身体を小刻みに震わせ始めた。
「があぁっ!」
 次の瞬間、男の絶叫が鳴り響いた。二人が同時に繰り出した蹴り。彩香の蹴りは男の顔面を、紗希の蹴りは男の後頭部をそれぞれに捉え、男の顔は見事に押し潰された。
 流血とともに、また一人、男が崩れた。

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コメント
この記事へのコメント
新年おめでとうございます。顔面蹴りは最高です。今年もよろしくお願いします。
2009/01/02(金) 22:48 | URL | でぶ #-[ 編集]
あけおめですー
あけましておめでとうございますー。
今年もよろしくお願いします。
二人で頭を左右から蹴り挟むってのはいいシチュエーションですね~。思わず脳内に場面が浮かんできますっ。
2009/01/02(金) 23:11 | URL | ネムレス #-[ 編集]
お二人様へ。
新年、明けましておめでとうございます。
こちらこそ、本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

>でぶさん
昨年は、感動・応援・労いのお言葉、妄想や実体験など、本当にたくさんの書き込みをありがとうございました。
考えてみれば、でぶさんは顔面蹴りもツボでしたね。流血があればなお好みだったでしょうか?
今年も昨年と同様、新年一発目のコメントはでぶさんからということで。大切な常連様です。
いつも熱心に足を運んでいただけて、嬉しい限りです。こういったアプローチが、とても励みになっています。

>ネムレスさん
昨年末にも申しましたが、ネムレスさんには、いろいろな面でたくさん支えていただきました。大変感謝しています。
男と女と相互関係。私が独断で定義した観点を一口に言ってみても、その嗜好の細部は多岐に渡っていますよね。
好みのシチュは人それぞれで面白いと思う反面、様々なバリエーションをもっていきたいというのも本音です。
今回の蹴り挟みも私の思いつきから生まれたものなので、お褒めいただけて本当に嬉しかったです。
2009/01/03(土) 02:39 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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