[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 ――え?……えっ?
 突然の出来事に、悠馬は混乱していた。
 居間へと戻ってきた祖父は、慌てた様子で怜治に駆け寄る。
「ど、どうした? 怜治!」
 と、酷く動揺した声を上げる。花音は怜治の身体を両手で包み込んだまま、祖父に目を遣ると、
「きゅ、急にお腹が痛いって言って! どうしたら……」
 と言い、視線を怜治へと戻す。そして「大丈夫?……ねえ! 怜治くん!」と必死な様子で叫んだ。花音の口元にうっすらと笑みが零れているのが見えたのは、悠馬ただひとりだった。
 怜治は口を必死で動かすが、呻き声ばかりで言葉にならない。涙が溢れてくる。先ほど飲食したお菓子やお茶が胃からせり上がり、口から漏れる。
 祖父はかなり動揺している風だった。花音の傍らに座り、海老のように丸まった怜治を見ながら、
「痛むのか? 腹か? どんな風に痛い……どれくらい痛いんだ?」
 と、質問を続ける。しかし怜治はそれに答えることができない。その時、花音がゆっくりと手を前に伸ばす。そして――
「んっ……ぐふうっ!」
 祖父の腹に勢いよく肘を叩き込んだ。祖父もまた、腹を抱えて蹲る。花音は微笑を浮かべながら、
「これくらい……痛いんじゃないの?」
 と、祖父に向かって冷然と言い放った。それまでの優しい口調とは全く違った声色だった。
 悶え蠢く祖父を横目に、花音は怜治を蹴り飛ばした。まるでサッカーボールを蹴るような、力強い蹴りだった。怜治の軽い身体は宙を舞い、壁に叩きつけられた。頭から血が滴り落ちてくる。口から吐瀉物を吐き出す。ぐったりと身体の力を抜き、怜治は床に横たわったまま動かなくなった。

 悠馬は、生まれて初めて見る恐ろしい光景に、全身の震えが止まらない。
 ――お兄ちゃん……? おじいちゃん……?
 事態を把握しきれず、小さなふすまの隙間から、ただじっと様子を見ている。
 ――怖い……。……怖い!
 彼はあまりに幼かった。何をするべきなのかわからない。自分には何もできない。むしろ、そういった思考を巡らすことさえも、年端のいかない彼には困難なことだった。恐怖心に身を包まれる。ただ怯え、慄き、声を堪えて涙を流す。それが、今の彼に出来る限界であった。

「げふっ……うぅ……」
 口から液を垂れ流しながら、祖父が呻く。花音は、そんな祖父の様子を見ながら、涼しい顔で肌蹴たスカートを整えていた。
「……ど、どうして、……こんな?」
 ようやく絞り出した祖父の言葉を聞いた時、花音の口がゆっくりと弓なりに曲がった。

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コメント
この記事へのコメント
すごく良かったです!
子供でも容赦しないのは、鬼畜レベルがアップしますね!
今のところ花音の目的は「?」ですが、彼女が自分の残酷な行為に、性的に興奮してるとしたら「萌え」ますねー。悠馬くんの運命もすごく気になるので、続きが楽しみです。
2008/12/03(水) 06:45 | URL | 名無し #-[ 編集]
ありがとうございます。
こんばんは。寒い夜に心温まるお言葉。感激です。
確かに、子どもと責める女性との絡み方によって、鬼畜度は大きく変わってくる気がしますね。
私にとっては、お年寄りもまた然りで。「弱者」という観点があるからなのかもしれません。
悠馬、怜治、祖父と花音の今後の関わりも、ぜひ楽しんでいただければと思います。
ご期待くださり、大変光栄です。連載完結まで、どうぞお付き合いくださいませ。
2008/12/04(木) 00:20 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
こんばんは。

このシチュエーション最高です。
すごく好きかもしれないです。

ストーリー的にも続きが気になりますね。
楽しみに待ってます。

寒い日が続いてますがお体に気をつけて頑張ってください。
2008/12/05(金) 00:54 | URL | 名無し #-[ 編集]
心も身体も温まるようです。
こんにちは。心に染み渡るコメントを、ありがとうございます。
シチュエーションやストーリーの好みやツボは人それぞれですので、こういったお言葉はとても励みになります。
多様な作品創りを心がけてはいますが、いつも力不足を実感するばかりで(苦笑)
ご期待、そして体調へのお心遣いまで頂き、大変嬉しく思います。
連載完結まで、楽しんでお付き合いいただけたら幸いです。
2008/12/05(金) 15:24 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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