[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 必然の結果だと言ってしまえば、元も子もないかもしれない。
 ただ、この闘いが男にとって不利なものであることは、誰の目にも明らかだった。
 ガーディアンシステムの確立したこの完全な管理社会にあっては、全ての面において男が女に劣るのは当然のことだった。理由は、この社会のもつ女性上位の性質の影響が大きいからである。

 システムに反対する男たちもいたが、それは叶わなかった。
 実質九割を占める男性過多の社会状況。男の欲求不満ゆえの強姦事件の頻発。
 女性と人類の保護という大義名分を前に、反対派の抵抗はあまりにも説得力を欠くものだった。

 かくして成立したガーディアンシステムは、女性優位の不平等社会を着実に作り上げていった。
 女性は生まれた時から手厚い保護を受けながら教育を受ける。そして、成長に伴って住居区に移り住むことができる。そしてそれ以降は、いろいろなシステムサービスが与えられる。一方、男はセンターの敷地内から出ることすら許されていない。システムサービスを受ける自由などもない。
 つまり、これだけでも三つの男女不平等が成り立っているのである。
 一つめは、教育の違いによる知的レベルの差。
 二つめは、居住する環境の違い。住居区で太陽の光を存分に浴びて育つ女性と、センター内の人工光のみで育つ男性の発育の状態は、決して同じではない。
 三つ目は、システムサービスの有無。男がセンター内授業の体育だけで身体を鍛えるのに対し、女性は希望次第であらゆる運動ができる。女性が学べることの中で、特筆すべきは格闘技だ。空手、拳法、合気道、柔道、剣道、その他。様々なジャンルの武術を学ぶ機会が、女性にのみ与えられている。
 そして、この女性には格闘技の心得があった。身体こそ妖艶でしなやかであったが、内に秘めているものが違いすぎる。仮に、先の二つの条件を抜きにしても、この二人の差は最初からあまりにも大きかったのである。


 男は昏倒寸前だった。
 項垂れ、壁に身体を預けたまま、座るような体勢で腰を地に着けていた。
 手はダラリと垂れ下がり、足は前に放り出されている。身体中に傷痕や痣ができ、口からは相変わらず鮮血が零れていた。先ほど女性の蹴りを受けた左腕の一部が、不自然な形に曲がっている。いや、関節がひとつ増えているかのようだ、と言った方が適切かもしれない。男は骨折していた。
 そんな男の様子を見て、女性は瞳を輝かせていた。口元を妖しく歪め、舌をチロリと覗かせる。息も少し荒くなっているようだった。それはおそらく疲労からではなく、興奮によるものなのだろう。女性の艶然たる表情が、それを明確に物語っていた。
 女性はヒール音を奏でながら、ゆっくりと男に近付くと、
「今度は、また私が鬼かな?」
 と、子どもっぽい声色で問う。男の口がわずかに動く。何かを伝えようとしているようだが、そこから音が出てこない。女性の目尻がにわかに下がる。まるで、か弱い小動物を愛でるような瞳だった。
 女性の脚が、静かに持ち上げられた。

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コメント
この記事へのコメント
9割が男なのに何で1割の女の要望が通るんでしょうか。
2013/07/06(土) 08:53 | URL | 名無しさん@ニュース2ちゃん #-[ 編集]
いらっしゃいませ。
名無しさん@ニュース2ちゃんさん、初めまして。
コメント、ありがとうございます。
本作はシリーズものですので、この点にご興味があれば、ぜひ第一弾「ガーディアンセンター」よりご覧くださいませ。
楽しんでいただけたら幸いです。
2013/07/07(日) 14:21 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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