[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 正義という大義名分を得ての制裁は、とても心地がよかった。
 非力な教育実習生を痛めつける度に、自分の強さが実感できる。絶叫や苦悶の声を聞く度に、優越感に浸ることができる。そして何と言っても、その全てが正義という名目に強く裏打ちされているのだ。
 教師が無様に倒れ込む。仰向けになったそいつの上に馬乗りになり、オレはさらに拳を振り上げる。
「情けねぇなー、辻先生よぉ」
 言いながら、オレは振り上げた拳を辻の頬に叩き付ける。
 既に辻の全身はボロ屑のようになっていた。顔面は腫れ上がり、諸所に血が滲んでいる。
 辻の浮気相手は俯いたまま涙を流していた。その拳は固く握られていた。
「美里……絶対、手を……出すな……」
 辻が浮気相手――美里というらしい――を制する。彼女は応えず、ただ黙ったままだった。
「カッコイイねぇ。女の前だからって無理してさ」
 と皮肉り、再度、反対側の頬を殴る。オレは悦に入り、何度も殴り続けた。
 やがて辻は声を上げなくなり、ぐったりと身体から力を抜いた。
 オレは立ち上がり、その無様な教師を軽蔑の目で見下ろした。口元に笑みが零れる。
「弱ぇやつだな。おら、まだ終わりじゃねーぞ」
 そう言って、オレは倒れたクソ教師に何発も蹴りを入れた。そして、
「渚さんからは手を引け」
 と、勢いづいて言葉をぶつける。
 しかしその言葉に、辻はピクリと反応した。切れてほとんど開かない目の奥に鋭い眼光を湛え、
「それは、できない」
 と、きっぱりと言い放った。
 その態度が癇に障り、オレは再び何度も蹴りを加えた。
「何回も言わせんな。渚さんとは別れろ!」
「できない……絶対に!」
「オレは教師だからって手加減しねーぞ! ぶっ殺すぞ!」
「……殺せよ。でも、彼女は渡さない」
「んの野郎!」
 頭に血が上る。感情に任せ、何度も何度も辻を蹴り続ける。しかし、そいつの答えは変わらない。
「僕は……先生は、渚ちゃんと――」
 ちゃん付けで彼女の名を呼ばれたことで、オレの怒りが頂点に達する。
 再び足を振り上げる。その時、ふと違和感を覚えた。視界の隅にいたはずの美里の姿が消え――
 そう思った瞬間、彼女が肩からオレの懐に入り込んでくるのが見えた。襟首をぐいと掴まれたことを理解した時には、既にオレの身体は宙を舞っていた。床に背中を強打する。
「ぐふうっ!」
 無意識に、オレは呻き声を上げていた。
「み、美里……!」
 辻のその声が、意識の奥の方でわずかに聞こえた。

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