[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 ひとしきり騒音を撒き散らした後、人形はようやく静かになった。
 人形の手足部分は、不自然な形状を晒していた。小刻みに痙攣してはいるが、先ほどのように勝手に動こうともしなければ、雑音を発しもしない。とてもおとなしくなったことを嬉しく思う反面、私はどこかで虚しさのようなものも感じていた。
「壊れちゃったのかな?」
 と、呼びかけてみるが、反応はない。しかし、脇腹を力いっぱい蹴り上げてみた時、そいつは再び音を発して仰向けになった。それは昔の蓄音機のようにくぐもった音だった。同時に、そいつの口の部分からは赤い液体が勢いよく噴出された。
 私は続けて人形の睾丸をじわじわと圧迫する。動けもしないくせに、人形はひたすら身を捩った。苦しみを喉の奥から絞り出そうとするようなその音は、まるで人間が放つ叫びのようだった。感情や痛みを理解する人形を甚振るのがこんなに面白いなんて、今まで気付きもしなかった。
 思わず笑みが零れる。
「よかった。まだ壊れてなかったね」
「……おぐ、……たす……ぐえぇ……」
「こんなに部屋汚してくれちゃって。どうしてくれるのかな?」
「はが……うっ、ごほ……」
 既に会話は成り立たなかった。
 私は踵を持ち上げ、その睾丸を力一杯踏み潰した。それは、丸いカプセル状の入浴剤を破裂させたような感触に似ていた。小気味良さが身を包む。内部から噴き出しているであろうものを想像するだけで、自然と胸が高鳴ってくる。
 耳障りな絶叫は相変わらずだった。
 人形の滑稽な動作を見ながら、私は愉悦に浸る。転がり、咳き込み、唸り、喚く。実にみっともない姿だ。私はそいつの姿に魅入っていた。
 やがて人形はピクピクと痙攣しながら、また失禁した。その汚水は赤みがかっており、白いスラックスの下半身を染めていった。
 私はこの時になってようやく、人形が再びゴミへと変わってきていることを感じていた。これと遊べるのも、もう少しの間だけかもしれないと思うと、何となく勿体無い気がする。でも、ゴミになってしまったら捨てるのが当然だ。
 人形の目の前にしゃがみ込む。私はにっこりと笑みを作り、人形に話しかけた。
「無理にしゃべらなくていいから、聞いてね。あなた、最初に私に言った言葉を覚えてる?」
「……あ……うぅ……」
「鬱陶しいと思ったら、殴るなり蹴るなりして、血だらけにして追い出して構いません……だったかな。あなたが言った通り、私はあなたを殴って、蹴って、血だらけにした。鬱陶しかったからね。だから今度は、追い出してあげるよ」
 そこまで言って、私はデジタルの目覚まし時計を見る。
「十五秒、待ってあげる。その間にあなたはこの家から出るの。面白そうでしょ? 大丈夫。私は一切、手を出さないから」
「そ、……そん……んな……。た……たすけ――」
「もし出て行かないなら、それは約束違反だよね。その時は……覚悟してね」
「ひぃ。ひいぃ……。ひいいぃぃ」
 人形が青ざめた顔で、喉の奥から音を発する。その反応や姿が、再び私の官能をくすぐる。
「あと五秒で始めるから」
「うぁ……ちょっ……、がはっ……」
「用意――」
「ひ!……はひぃ!」
 私のスタートの声と同時に、人形は闇雲に身体を動かした。

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