[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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「う……げえええっ……」
 宮田が苦悶の声を上げる。
 強烈に引いた美里の肘は見事に彼の鳩尾を貫き、彼から呼吸と身体の自由を奪っていた。
 宮田は地面に倒れ、腹を押さえて転げ回った。胃から逆流してきた液体を吐き出しながら、何度も咳き込む。美里を見上げる。彼女の表情には哀れみにも似た感情が浮かんでいた。
「な、なんでだよ……」
 宮田が呻き混じりの声で問う。美里は蹲る彼の側にしゃがみ込み、
「苦しいですよね。ごめんなさい。」
 と、同情と謝罪を込めた言葉を述べる。
「でも……やっぱり卑劣な人には従えませんので。」
 申し訳なさそうに耳元で囁く。
 すっと宮田の背中の方へと回った美里は、その細い腕をするりと宮田の首に巻きつける。彼は目を大きく見開き、青ざめた表情を見せる。怯えからか、彼の身体は小刻みに震え始めていた。
「や、やめ――」
「――正々堂々とする方が、かっこいいですよ。」
「わ、分かった! す、すみませんでした! ……だから……」
 その言葉を聞いて美里は満面の笑みを浮かべる。
「――すぐ楽になりますからね……」
 そう言って美里は腕に力を込める。彼女はそっと瞳を閉じた。宮田はやがて白目をむき、ガクッと全身の力を抜いた。彼は口から泡を吹き、意識を失った。


 高岡と都村はどちらともなく、美里に背を向けて一目散に走り出した。
 美里は彼らを追おうとはしなかった。一つ大きなため息を吐くと、乱れた制服を整える。気を失って倒れている四人をしばらく無表情のまま見つめた後、踵を返して教室へと向かう。
 その時だった。
 パチパチと手を叩く音と質素な歓声が聞こえ、美里は驚いて足を止める。彼女が音のした方へと目を向けると、そこには彩香と紗希が微笑を浮かべて立っていた。
 美里の頬が赤く染まる。
「あ、あの……」
 彼女はそれ以上の言葉を発しなかった。彩香が明るく声をかける。
「美里、おつかれ。」
 見られていたことを恥ずかしく思ったのか、美里は俯く。紗希はそんな美里の側へと寄ると、頭をポンポンと優しく叩いた。紗希は何も言わず、ただにっこりと笑って美里の肩を優しく抱きしめた。
 やがて三人は教室へと向かって静かに歩き出した。ふと、美里が彩香に声をかける。
「あれ? 彩香さん。その靴……」
「――ん?」
 見ると彩香のローファーには所々に血が付着していた。彩香は慌ててその血を手で払おうとする。紗希はそれを見てくすりと笑いを零した。

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