[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 彼女の足は凶器であり、殺戮兵器だ。冷酷無慈悲で残忍なその足……。そんなことは今さら百も承知だった。しかしそれを知った上で、いや……むしろそうであったが故に、俺にとって彼女の足は最高に魅惑的なものとなった。そして、その恐ろしい「凶器」を持つ女性だからこそ、俺は惹かれ、虜になり、……期待した。それはもう疑いようのない事実だった。
 彼女の瞳は再び俺を冷たく見下ろしていた。先ほどと変わらぬ笑みを口元に残して。
 まるで心の奥を覗かれているような強烈な視線に、思わず俺は目を背ける。動揺から、自分の目が泳いでいるのが分かる。
 そんな俺を手玉に取るように、彼女は俺を挑発した。
「気持ちよくしてあげようか……」
 彼女の言葉に吸い込まれそうな感覚になる。モラルや理性は既に抑え込まれていた。俺の中には快楽への渇望と欲求だけが残され、彼女に救いを求めるように、ただ心の中で乞うた。
 ――逝きたい……。逝かせてください……
 彼女はじっと俺を見下ろし、その短いスカートを指先でつつと持ち上げる。さらに露出を高めた脚から、俺は目を離すことができない。彼女がゆっくりとその足首をくるくると回す。その妖しい仕草に、俺の心は完全に骨抜きにされてしまう。
 ふいに彼女が腰を曲げて屈み込む。何かを拾い上げるような仕草だ。しかし、今の俺にとってそんなことは問題ではなかった。俺の目はその時、彼女のスカートからちらりと覗く下着に釘付けになっていたのだから。
 俺の欲情は頂点を極め、彼女に縋りつきたい気持ちで一杯になっていた。しかし彼女は俺の方を向かず、今、拾い上げた物を興味深げにじっと見つめていた。そして込み上げてくる衝動を堪えきれなくなったかのように、彼女は吹き出し、大声を上げて笑った。
 その時、ようやく俺は彼女が手にした物に興味を惹かれた。何気なく彼女の指先に視線を移動する。
 そこにあった物をふと見る。――うっすらと口紅の付いた、拉げた一本のタバコ――それが目に入った時、俺は急激に身体が冷えていく感覚に包まれた。
 両足を持ち上げられた時、ポケットから落ちてしまったのだろう。
 羞恥心が頭を擡げてくる。
 動揺を隠しきれず、俺はそれから目を逸らす。不純な気持ちからそれを手にしていたことは、自分自身がよく分かっていたからだ。
 彼女はひとしきり笑い終えた後、穏やかな口調で言葉を発する。
「……これ、何かな?」
 予想通りとも言える問いかけだった。しかしその意味するところがとてつもなく大きいことが、俺には分かっていた。さっきの彼女の高らかな笑いが頭を過る。きっと彼女も確信を得ているに違いない。間違っても「それはタバコです」などという馬鹿げた答えを求めているわけではないのだろうから。
「う、あ……うぅ……」
 答えに窮し、俺は口篭る。何とか言い訳をしなければという思いはあれど、気が急くばかりでそれはうまく言葉にならない。彼女はそんな俺の心を見透かしているかのように、妖しい笑みを浮かべる。口元を緩めたまま、彼女はさらに問い詰める。
「これを、どうしてあなたが持っていたのかな?」
 言いながら彼女は、パンプスの爪先でコツコツと地面を軽く突いていた。

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コメント
この記事へのコメント
私にとって美人女性の口紅付き煙草は、宝石そのものです。
2008/04/26(土) 00:16 | URL | でぶ #-[ 編集]
フェチの世界は複雑ですね。
未知の嗜好は勉強になります。
喫煙女性フェチと一口に言ってみても、おそらくその嗜好となるとまた多様に細分化されているのでしょうね。
「吸っている姿が好き」「煙を吐く仕草が好き」「吐く煙が好き」「吸殻が好き」など、人によって好みがあるのだろうと思います。
その上でなお、「口紅付き」というこだわりがあったり、加えて他の性癖に通じるものがあったり……
ただ、やはり肝心なのは、リアルと妄想の区別をしっかりすることでしょうね。
一瞬の快楽への欲求が、取り返しのつかない事態を生んでしまうこともありますから。
現在はその妄想すら許さない風潮が高まってきているようですが(苦笑)
2008/04/26(土) 19:14 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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