{
2008/04/21(月) }
俺はまるで吸い込まれるように彼女に近付いていった。もう少し気付くのが遅かったら、彼女を照らす外灯の下に自分も入っていたかもしれない。
高ぶる感情を何とか抑え込む。彼女に気付かれないギリギリのところまで行って身を潜め、じっと彼女を見つめる。
俺はおかしなことを考えている。
できるだけ近くで彼女の無慈悲な行動を見ていたい。もしできるなら、生物を潰したそのパンプスの裏を見てみたい。パンプスにこびり付いているであろう生物の無惨な姿や付着した血液が見てみたい。そして、その凶器である彼女の美しい足をじっと見つめたい。その足で……
――俺は一体何を考えている?
……全く、馬鹿馬鹿しい。馬鹿馬鹿しいはずなのに……
次から次へと頭を過る妄想の数々に、俺は振り回され続けていた。自戒の念が俺を突き刺す。しかしそのおかしな考えは、どうしても頭から離れていかないのだ。
未だ彼女は、ヒールの先や爪先を地面に押し当てて何かをすり潰すような動きを繰り返していた。ゆっくりと、まるでその感触を楽しんでいるかのような愉悦の表情に心を打たれる。
無意識だった。
俺はズボンの中に手を忍ばせていた。完全な漲りを見せるそこを無雑作に握り締め、上下にゆっくりと擦った。自分の行為のあまりの異常さに気付いてその手を止めるまでの間、俺は彼女から一度も目を離すことはなかった。
ひとしきり行為を終えた彼女は、パンプスの爪先で地面を擦るような仕草を見せた。おそらく、踏み潰したものを一箇所に集めているのだろう。
――凶行以外の何物でもない。
そう自分に言い聞かせつつも、俺はやはり彼女とその足から目が離せなくなっていた。
彼女は一通り集め終わったのか、少し呼吸を整える。そして再び、今度はその塊の上に両足のヒールをじわりじわりと喰い込ませていくのだった。その恐ろしい残虐性に、再び俺の鼓動は大きく高鳴る。
もはや俺は理性を失いかけていた。しかしそれは確実に、彼女への恐怖心からだけではなかった。
――なぜなら俺は……
思わず五、六歩後ずさる。彼女の側からより自分が見えない位置へと、俺は移動した。
――もう自分は誤魔化せない。俺は興奮しているんだ。
そして、俺は暗闇の中で携帯電話を取り出した。
――大丈夫だ。幸いカエルの鳴き声がうるさい。音は聞こえないはずだ。
俺は携帯の設定をカメラモードへと切り替えた。
興奮からか俺の手は震えていた。何とか心を落ち着けながら、外灯に照らされた彼女にレンズを向ける。遠くからではあったが、なるべく大きく写るようにズームボタンを押し、焦点が合うのを待つ。点灯する邪魔なライトを手で覆い隠す。万が一にもこんな行為がバレたら大変だ。それに、こんなライトで照らさなくても、彼女は外灯の下で煌々と輝いていたのだから。
レンズ越しに見る彼女はとても美しかった。
狂気と恍惚が入り混じったような表情。その紅い口元は弓なりに曲がっていた。大人の色気を全身から漂わせている。
その姿に見惚れながら、俺は思いきって携帯の撮影ボタンを押した。
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高ぶる感情を何とか抑え込む。彼女に気付かれないギリギリのところまで行って身を潜め、じっと彼女を見つめる。
俺はおかしなことを考えている。
できるだけ近くで彼女の無慈悲な行動を見ていたい。もしできるなら、生物を潰したそのパンプスの裏を見てみたい。パンプスにこびり付いているであろう生物の無惨な姿や付着した血液が見てみたい。そして、その凶器である彼女の美しい足をじっと見つめたい。その足で……
――俺は一体何を考えている?
……全く、馬鹿馬鹿しい。馬鹿馬鹿しいはずなのに……
次から次へと頭を過る妄想の数々に、俺は振り回され続けていた。自戒の念が俺を突き刺す。しかしそのおかしな考えは、どうしても頭から離れていかないのだ。
未だ彼女は、ヒールの先や爪先を地面に押し当てて何かをすり潰すような動きを繰り返していた。ゆっくりと、まるでその感触を楽しんでいるかのような愉悦の表情に心を打たれる。
無意識だった。
俺はズボンの中に手を忍ばせていた。完全な漲りを見せるそこを無雑作に握り締め、上下にゆっくりと擦った。自分の行為のあまりの異常さに気付いてその手を止めるまでの間、俺は彼女から一度も目を離すことはなかった。
ひとしきり行為を終えた彼女は、パンプスの爪先で地面を擦るような仕草を見せた。おそらく、踏み潰したものを一箇所に集めているのだろう。
――凶行以外の何物でもない。
そう自分に言い聞かせつつも、俺はやはり彼女とその足から目が離せなくなっていた。
彼女は一通り集め終わったのか、少し呼吸を整える。そして再び、今度はその塊の上に両足のヒールをじわりじわりと喰い込ませていくのだった。その恐ろしい残虐性に、再び俺の鼓動は大きく高鳴る。
もはや俺は理性を失いかけていた。しかしそれは確実に、彼女への恐怖心からだけではなかった。
――なぜなら俺は……
思わず五、六歩後ずさる。彼女の側からより自分が見えない位置へと、俺は移動した。
――もう自分は誤魔化せない。俺は興奮しているんだ。
そして、俺は暗闇の中で携帯電話を取り出した。
――大丈夫だ。幸いカエルの鳴き声がうるさい。音は聞こえないはずだ。
俺は携帯の設定をカメラモードへと切り替えた。
興奮からか俺の手は震えていた。何とか心を落ち着けながら、外灯に照らされた彼女にレンズを向ける。遠くからではあったが、なるべく大きく写るようにズームボタンを押し、焦点が合うのを待つ。点灯する邪魔なライトを手で覆い隠す。万が一にもこんな行為がバレたら大変だ。それに、こんなライトで照らさなくても、彼女は外灯の下で煌々と輝いていたのだから。
レンズ越しに見る彼女はとても美しかった。
狂気と恍惚が入り混じったような表情。その紅い口元は弓なりに曲がっていた。大人の色気を全身から漂わせている。
その姿に見惚れながら、俺は思いきって携帯の撮影ボタンを押した。
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この記事へのコメント
ご苦労様です。少し留守にしていましたが、すばらしいものを書いていますね。完全に自分とだぶります。女性の喫煙、虫を踏み殺すDVDなどよく買ってみてます。特にざりがにをヒールで刺すと興奮しまくりです。それにしてもかわいい女性、または美人はどうしてあんなに煙草が好きなのか、そして今日空港で旅行帰りの若い女性の太腿半ばまで伸びているニーソ履いてるヒールの高さ凄く美人本当にその場で脚にしがみつきたくなった。女性は最高だ。楽しみにその後も読ませていただきます。それと、くどいようで申し訳ありませんが、セレブ女性達による射殺大会や、女子高生達によるオヤジ撲殺ゲームなどの複数女性による残酷殺人話などもそのうちお願いいたします。人に頼むばかりでしょうもないやつですがお許しくださいませ。
2008/04/21(月) 23:43 | URL | でぶ #-[ 編集]
でぶさん、こんにちは。お元気そうで何よりです。お褒めの言葉を有難うございます。
正直、今回はでぶさん好みの作品かな、とは思っておりました(笑)
虫を踏み殺すDVDが存在するんですか!? ということは、当然リアルですよね……
私は妄想専なので、やはりリアルはいただけません。むしろ動物愛好家ですので。
今回も貴重な体験談や妄想を有難うございます。決してしがみついてはいけませんよ(笑)
もちろん参考にはさせていただきますが、リクエストは受けられません。すみませんが、ご理解をお願いします。
楽しみにしていただけて何よりです。今後の展開にも、どうぞお付き合いください。
正直、今回はでぶさん好みの作品かな、とは思っておりました(笑)
虫を踏み殺すDVDが存在するんですか!? ということは、当然リアルですよね……
私は妄想専なので、やはりリアルはいただけません。むしろ動物愛好家ですので。
今回も貴重な体験談や妄想を有難うございます。決してしがみついてはいけませんよ(笑)
もちろん参考にはさせていただきますが、リクエストは受けられません。すみませんが、ご理解をお願いします。
楽しみにしていただけて何よりです。今後の展開にも、どうぞお付き合いください。
2008/04/22(火) 12:18 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]

