[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
 少し考えればすぐに分かることだった。睾丸を潰されて射精などできるはずがないのだ。しかし俺の思考は、彼女たちから与えられ続けた苦痛によって、完全に麻痺していたのだろう。
 恵美が俺の足を持ち、俺の身体をぐるりと反転させる。俺は仰向けになった。俺を見下ろす恵美の表情は、恐ろしいほど険しい光を湛えていた。そこには人間らしい感情が全く見えなかった。茜も里佳子も同じように、鋭い眼光で俺を見ていた。
 意味を理解した時にはもう遅かったのだ。俺は発する言葉を失っていた。
「あぁ……あっ……」
 恐ろしかった。声にならない怯えた声が漏れる。
 茜はしゃがみ込み、そっと俺の股間を覗いた。そして大きく溜息をつきながら呟いた。
「一個、残っちゃってましたね……」
 そう。俺は快楽に溺れ、自らをさらなる窮地に追い込んでしまっていたのだ。俺の睾丸の一つは、まだ何とか生きていたのだ。しかし、それに気付くのが遅すぎた。俺は自分の愚かさを呪った。
 恵美が、仰向けになった俺の両足を開いて持ち上げ、自分の腰に固定する。

「……これで、本当に終わり。」

 殺意を感じた。
 俺はこの時、恵美の本性を垣間見たような気がした。低く、ドスの効いた声。それは、先ほどまでの彼女からは想像もできないほど、恐ろしい響きをもって俺の脳内に喰い込んだ。
 身体の震えが止まらない。
 恵美の瞳は揺らめく青い炎のように、静かに燃え上がっていた。既に見る影もなく変色した俺の陰部。彼女はそれを冷静に、しばらくの間見つめていた。
「や、やめて……やめ……」
 声を出すのも辛かった。自分の声の振動すら、俺の内臓を抉るようだった。それほどまでに、俺の身体は限界を迎えていたのだ。
 しかし俺は叫んだ。精一杯叫んだ。それが内緒話程度の音量にしかなっていないことを理解していながら、なおも叫んだ。
 それが、今の自分にできる最大の抵抗だったのだから。
 恵美は無表情だった。まるで感情そのものが消えてしまっているかのように。
 茜も里佳子も、やはりこのことで態度が豹変していた。彼女たちの中からも笑い声が聞こえてくることはない。笑み一つ浮かべず、冷徹な表情を保っている。二人の瞳がだんだんと鋭くなっていく。彼女たちの瞳は、まっすぐ恵美へと向いていた。
 すっと息を一つ吸い込み、恵美は足を大きく振り上げる。彼女の白くて美しい脚が露わになる。その魅力的な脚が、俺にはとてつもなく恐ろしく見えた。
 恵美は躊躇なく、足で俺の睾丸を思いきり踏み付けた。
「うぅぁ……ぐ……あぁ……」
 俺は弱々しく叫んだ。強烈な痛みに、それしかできなかった。力ない声。それが囁き程度の音であることは、俺自身がよく分かっていた。

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