{
2008/03/08(土) }
剥き出しの陰部は、あまりにも無防備だった。
腰を引くこともできない。内股にすることもできない。もちろん手で覆い隠すことも。
両脇をがっちりと固めた恵美と里佳子の力は、一般女性の域を逸脱していた。股間の激痛こそあれ、男の俺が全力をかけてもピクリとも動かせない。そのことが、俺から抵抗感そのものを奪っていた。
茜はステップを踏んで俺の睾丸を蹴り上げる。そして再び俺との距離を取る。また勢いをつけて蹴り上げる。離れては、蹴り上げ。また離れては、蹴り上げ。
彼女の蹴りは容赦がなく、強烈だった。
茜が俺との距離を取る度に、恐怖心から腰が引ける。蹴りが入る度に、苦悶の声を上げる。
何度も何度も襲いかかる痛みとそれに伴う苦しみで、俺はまともに言葉を話すことすら出来なくなっていた。今出せるのは、呻き声と悲痛な叫びだけ。
真っ赤に腫れていた俺の睾丸は、いつの間にか黒みがかった紫色へと変色していた。
彼女は俺の股間を蹴り上げる度に、子どものような声を上げて笑った。
俺の半身を押さえ込んでいる里佳子が声を出す。
「茜さん。そろそろ潰してしまってはいかがですか?」
恵美もまた微笑みながらそれに同調の意を示す。
「爪先がよろしいかと思いますよ。ここを狙って、突き刺すように……」
そう言って恵美は、俺の睾丸の一つを指差す。
俺は、全身を呪い覆うような鈍い激痛に、思わず涙を流す。嘔吐感が内部から込み上げてくる。口から涎を垂らす。そして、同時に襲いかかるこの上ない恐怖心から、身体を大きく震わせる。呼吸困難に陥る。情けない声を上げる。冷や汗が後から後から流れてくる。
精神力を保っていられるのは、もはや時間の問題だと思った。ただ、俺のたった一つの望みだけは叶うようにと、強く祈っていた。
――どうか、睾丸を潰されることだけはありませんように……
心の中で何度も叫んでいた。
しかし、そんな俺の思いに彼女たちが気付くはずもない。ましてやそれを叶えるつもりなど、毛頭ないのだろう。その証拠に、茜はまるで、恵美と里佳子の期待に必ず応えるとでも言わんばかりの意気込みを見せていた。期待することが、そもそも間違いなのかもしれない……
生き生きとした表情で彼女が身構える。そして、勢いよく俺に向かって走った。
……ゴリッという一際鈍い音が密室に響いた。
「ぎ……ぃやああああぁっ!」
俺は声の限りに絶叫した。それは、これまで体験したことのない地獄の痛みだった。
彼女は俺の睾丸に深々と喰い込んだ自分のヒールの爪先を嬉しそうに見つめる。その後、その視線を俺へと移し、満足そうな笑みを浮かべながら俺の反応を楽しんでいるようだった。
音を聞くと同時に、恵美と里佳子は俺から手を放す。もはや自分で立つことすら出来なかった俺は、その瞬間、額から床にドスンと崩れ落ちた。
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腰を引くこともできない。内股にすることもできない。もちろん手で覆い隠すことも。
両脇をがっちりと固めた恵美と里佳子の力は、一般女性の域を逸脱していた。股間の激痛こそあれ、男の俺が全力をかけてもピクリとも動かせない。そのことが、俺から抵抗感そのものを奪っていた。
茜はステップを踏んで俺の睾丸を蹴り上げる。そして再び俺との距離を取る。また勢いをつけて蹴り上げる。離れては、蹴り上げ。また離れては、蹴り上げ。
彼女の蹴りは容赦がなく、強烈だった。
茜が俺との距離を取る度に、恐怖心から腰が引ける。蹴りが入る度に、苦悶の声を上げる。
何度も何度も襲いかかる痛みとそれに伴う苦しみで、俺はまともに言葉を話すことすら出来なくなっていた。今出せるのは、呻き声と悲痛な叫びだけ。
真っ赤に腫れていた俺の睾丸は、いつの間にか黒みがかった紫色へと変色していた。
彼女は俺の股間を蹴り上げる度に、子どものような声を上げて笑った。
俺の半身を押さえ込んでいる里佳子が声を出す。
「茜さん。そろそろ潰してしまってはいかがですか?」
恵美もまた微笑みながらそれに同調の意を示す。
「爪先がよろしいかと思いますよ。ここを狙って、突き刺すように……」
そう言って恵美は、俺の睾丸の一つを指差す。
俺は、全身を呪い覆うような鈍い激痛に、思わず涙を流す。嘔吐感が内部から込み上げてくる。口から涎を垂らす。そして、同時に襲いかかるこの上ない恐怖心から、身体を大きく震わせる。呼吸困難に陥る。情けない声を上げる。冷や汗が後から後から流れてくる。
精神力を保っていられるのは、もはや時間の問題だと思った。ただ、俺のたった一つの望みだけは叶うようにと、強く祈っていた。
――どうか、睾丸を潰されることだけはありませんように……
心の中で何度も叫んでいた。
しかし、そんな俺の思いに彼女たちが気付くはずもない。ましてやそれを叶えるつもりなど、毛頭ないのだろう。その証拠に、茜はまるで、恵美と里佳子の期待に必ず応えるとでも言わんばかりの意気込みを見せていた。期待することが、そもそも間違いなのかもしれない……
生き生きとした表情で彼女が身構える。そして、勢いよく俺に向かって走った。
……ゴリッという一際鈍い音が密室に響いた。
「ぎ……ぃやああああぁっ!」
俺は声の限りに絶叫した。それは、これまで体験したことのない地獄の痛みだった。
彼女は俺の睾丸に深々と喰い込んだ自分のヒールの爪先を嬉しそうに見つめる。その後、その視線を俺へと移し、満足そうな笑みを浮かべながら俺の反応を楽しんでいるようだった。
音を聞くと同時に、恵美と里佳子は俺から手を放す。もはや自分で立つことすら出来なかった俺は、その瞬間、額から床にドスンと崩れ落ちた。
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