[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  〜美しき女性たちの狂気〜
 俺はやはり許すことができなかった。

 この高校に転校して初めて知った異様な世界。
 クラスを仕切る優美子の存在。
 彼女に怯え、見て見ぬふりの姿勢を貫く担任教師。
 あからさまな男性蔑視社会……

 これまでいろいろな男子が彼女を抑えようとしたらしい。
 どこにでもいる不良グループ。太田、影山、田添、山崎……
 ケンカなどとは全く無縁な俺ですら、名前は聞いたことがあった。
 大物番長……などと言ったらその古臭さに笑われるかもしれない。
 しかし彼らは確かに秩序を維持していたのだろう。
 少なくとも、こんな希望のない学校生活より……
 ――どうしてだ?お前らに何があったんだ?
 どうして優美子に対して敬語なんだ?
 どうしてそんなに怯えているんだ?
 どうしてそんなに……まるで飼い慣らされた犬のように……
 どうして?……どうして……



 俺はそれでも自分の中の「正義」に忠実になれたことを誇らしく思い、遠くの空を見つめながら微笑むことができた。

「竜崎、いつまで自分の世界に入ってるんだ?」
「あぁ、すまない……ちょっとな。」
 声をかけてきたのは小倉だった。
「なぁ、俺たちがしたこと、間違ってないよな。」
 不安げに語る藤村。
 こいつらも物好きなやつだ。大して信念があるわけでもないのに、俺の後を金魚の糞みたいにいつもいつもくっついてくる。
 こんな恐ろしい時間を、俺と共有することになったことに後悔はないのだろうか。
 ――いや、ここは正直に言わなければならない……
 俺はこいつらがいるから、この時間の中でも平静を装い、自分の世界に浸ることすらできた。
 お前らのおかげで、俺はまだ理性を保っていられる。

「ありがとな。」
 俺は二人に聞こえないように、そうつぶやいた。

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