[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 穏やかで落ち着いた声の主は恵美だった。
「そんな格好で、どちらへ?」
 ……うかつだった。その言葉は俺の固まった意志を、容赦なく斬りつけた。
「う……うぅ。」
 思わず足が止まる。
 あらためて自分の全身を見回した。目に映ったのはみすぼらしく頼りない、生まれたままの俺の姿。トランクス一枚すらつけていない。仮に外に出られたとしても、これでは変質者そのものだ。
 三人は俺の様子を見てくすくすと笑っていた。きっとこれも、俺の服を脱がせた理由の一つだったのだろう。
 そこへ里佳子が口を挟む。
「どの道、ここからは出られませんからね。」
 彼女はそう言いながら、制服の胸ポケットにちらりと視線を送る。
「そうですね。少なくとも……私たちに去勢されるまでは。」
 茜が楽しそうにそう言葉をつなぐ。
 俺は絶望感からがっくりと肩を落とした。
 考えてみれば、カードキーでロックされているような扉が、俺の体当たりごときでぶち破れるはずなどないのだ。動揺と恐怖感で頭に血が上っていたためか、俺はそんな単純なことにすら気付いていなかった。
 為す術が見当たらなかった。
 ――このまま俺は、彼女たちによって睾丸を潰されてしまうんだ。そして、今後は勃起することもなく……当然セックスもできず、一生……
 焦燥感が全身を覆い尽くす。
 力なく項垂れた俺は、ショックで今にも気を失ってしまいそうだった。そして度々頭を掠めるのは、睾丸を嬲り潰されることへの恐怖。これから起こるはずの経過も結果も、俺にとって人生最大の苦難であることは間違いなかった。
「さぁ。今度はどうしてあげましょうか。」
 恵美が冷静な口調で茜と里佳子に問いかける。二人はしばし考え込んでいるようだった。
 里佳子が先に口を開く。
「正直言って、私はそろそろ飽きてきましたわ。一思いに壊してしまってはと。」
 俺の身体がビクッと反応する。壊すという言葉がこんなに怖いものだとは思ってもみなかった。
 対して茜は、まだ気分が高揚したままのようだった。
「私はもっと遊びたいですね。あの方の苦痛の表情を見ていると、何だかとても楽しくて。」
 どちらにしても俺にとっては最悪な回答だった。
 気力を無くした俺は、三人が話し合う様子をぼうっと眺めていることしかできなかった。全裸で。しかもモノを大きく膨れ上がらせて。そんな自分が本当に情けなく思えた。しかしその時、ふと一つの考えが俺の頭に浮かんできた。
 ――あるじゃないか、方法が。大体これは報復という名のリンチだ。黙ってされるがままになっていることなんてないんだ。俺には……まだできることがある。
 俺は再び気力を振り絞り、里佳子に目を向けた。

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コメント
この記事へのコメント
いよいよ反撃(という名の悪あがき)の開始ですね!
この手の趣旨の小説の中で、個人的には一番好きなシーンです。
2008/03/05(水) 01:59 | URL | テンテン #mQop/nM.[ 編集]
おはようございます。
なるほど。こういったシーンがテンテンさんのツボなんですね。
彼のこの行動が、今後どんな展開を生み出していくのか。
続きもお楽しみいただければ幸いです。
いつもコメントを頂き、本当にありがとうございます。
作品をお読みいただき、且つ感想をもっていただけることが作者の何よりの喜びですので。
2008/03/05(水) 05:41 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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