[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 三人の高らかな笑い声が、狭い密室に反響し続けていた。
 どれほどの時間、責められていたのだろう。茜がようやく俺の足から手を放した時には、既に俺は正常な精神を失いかけていた。痛みからか、恐怖心からか、俺の身体は痙攣し始めていた。呻き声や叫び声を上げ続けていたため、喉はガラガラに枯れてしまっていた。
 茜が責めるのを止めると同時に、恵美と里佳子も俺の身体からすっと離れる。
 大の字に倒れ込んだまま、俺はしばし放心状態になっていた。目の端には、俺を見下ろす三人の顔が映っていた。痛みによる条件反射からか、俺の目は涙で一杯になっていた。かすむ目から見た彼女たちの顔には、やはり不敵な笑みが湛えられているのだった。
 里佳子が口を開く。
「とても気持ちがよかったみたいですね。」
 誰ともなしに問いかけているようだった。冗談じゃない。地獄の苦しみの中で、どうやって気持ちいいなどと感じられるものか。
 しかし、それを聞いた恵美の反応は意外なものだった。
「そうですわね。こんなに大きく膨れ上がらせて……」
 俺は耳を疑う。だが、正気が戻ってくるにつれて、彼女たちの言葉の意味が嫌でも分かった。
 そう。俺は確かに勃起していた。突っ張るような下半身の感覚。目を向けずとも、自分のモノが今どういう状態になっているのかくらいは容易に分かる。
 ――こんな馬鹿なことが……
 恐怖でおかしくなったのかもしれない。確かに責められている間に卑猥なことを考えなかったと言ったら嘘になる。彼女たちの脚や下着に興奮しないという保証はない。しかし……
 俺は自分が分からなくなっていた。現に今も、性欲を完全に忘れてしまってなどいない。その理由は理解し難かった。これだけの苦しみと恐怖の中で、どうして俺は?
 しかし次の茜の言葉で、そんな悠長な思考は俺の頭から全てかき消されてしまった。
「今後は勃たなくなるんですけど。」
 淡々とした彼女の口調に、却って俺の恐怖心が増大する。何故、などと考えている余裕などなかったのだ。恵美の言う「源流」。それを絶たれてしまったら、俺は男として終わってしまう。
 どこかで現実逃避をしていたのかもしれない。このままでは、俺は……
 内臓に絶えず響く不快感を堪えながら、俺は必死で立ち上がる。そんな俺を見た彼女たちは、別段驚いた様子も見せなかった。
「あら、お元気ですのね。」
 恵美が皮肉めいた口調で言葉を投げかける。俺はそれには答えず、ふらつく足で身体を何とか立たせた。茜と里佳子は、まるでその姿が滑稽であるとでもいうように、くすくすと笑った。
 三人は俺の様子をじっと観察していた。
 彼女たちとは一定の距離があった。俺はじりじりと後ずさる。
 ――逃げなければ……。絶対に、ここから……
 自分を奮い立たせる。
 痛む身体に鞭打ち、俺は覚束ない足取りで再び扉の方へと走った。

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