[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
「お楽しみはこれからですよ。」

 彼女――恵美の言葉には、恐ろしいほどの悪意が感じられた。
 ヒールの爪先で蹴り上げられた俺は身体をくの字に曲げ、股間を押さえて床の上を転げ回る。
 瞼の裏が真っ暗になるような感覚。下半身に走る激痛。その痛みは瞬時に全身を駆け巡り、脳を揺さぶられるような衝撃へと転じる。
「ぐあぁ……あ……」
 叫ぶことすらままならなかった。あまりの苦しみに、俺の口からはただ呻き声が漏れるだけだった。
 俺はやがて床に突っ伏し、身体を小刻みに震わせた。動きを止めた俺の目の前には、すらりと伸びた恵美の脚が迫っていた。それは、大きく聳え立つ塔のように見えた。
 彼女が爪先を床にコツコツと叩きつけ、挑発的な態度を見せる。
 白くて長く、そして適度に張りのある、美脚と呼ぶに相応しいその魅惑的な脚。しかし今の俺にとってそれは、まさに凶器そのものだった。
 恵美は俺の目の前にしゃがみ込むと、貫くような瞳で俺の目を覗き込んだ。
「痛いですね。ごめんなさいね。」
 そう言って恵美はくすりと笑う。
 その微笑みの奥に、俺はとてつもなく大きな狂気の影を垣間見たような気がした。まるで冷たい氷のようなものが、背筋をじわじわと這い上がってくるような感覚。俺は自分の恐怖心がだんだんと肥大化していくのを感じていた。
 茜と里佳子は俺の両脇に立ち、悶絶する俺の様子をじっくりと舐めるように見回していた。
 二人が目で合図し合うのが俺の目に映る。
「では、そろそろ……」
「……そうですわね。」
 俺にはその会話の意味が全く分からなかった。しかし彼女たちのその口ぶりは、さも当然のことを話しているかのようにサラリとしたものだった。
 茜と里佳子はほぼ同時に、勢いよく倒れ込んだ俺に飛びかかってきた。二人がかりで手足を押さえつけてくる。未だ睾丸の痛みが癒えない俺には、到底為す術などなかった。
 身に着けた上着を次々と脱がされる。ベルトを外され、ズボンを剥がされる。下着は上下とも乱暴に破られ、あっという間に俺は全裸にされていた。
「こ……こんなことをして……」
 必死で抗議の意を表す。
 その言葉を聞いた恵美は、ゆっくりと俺に近付いてきた。俺の目をじっと見つめる。
「こんなことをして……ただで済むと思うのか、ですか?」
 恵美の口調には俺への侮蔑がはっきりと感じられた。
 茜がそれを受けて口を開く。
「それは、私たちの台詞ではございませんか?」
 彼女の視線は壊れたビデオカメラに向けられていた。彼女の言葉を機に、三人は同時に笑った。

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