[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
「訊きたいことはそれだけ?」
 結衣は淡白な口調で竹内に問う。
「あぁ。……そうだな。」
 竹内はゆっくりと息を吐く。
 ――どれほどの痛みなんだろうな……。睾丸を潰されるってのは……
 竹内はあらためて、心から怖いと思えるこの状況に身を委ねた。全身の力を抜き、じっとその時を待つ。自分が壊される瞬間をしっかりとこの目に焼き付けようと、結衣の足に視点を移動する。
 しかし、結衣の足はなかなか持ち上げられなかった。
 結衣はヒールの先端を竹内の睾丸に押し当てたまま、足で陰茎を弄び始めた。魅惑的な結衣の足とその動きに魅入ってしまっている自分に気付き、竹内は戸惑う。陰部に与えられる刺激に、竹内は思わず本能的な声を上げてしまう。
 竹内は自分の欲情に鞭打つように、言葉を放つ。
「待つのは苦手でね。どうぞ、一思いに。」
 しかしその足の動きが止まることはなかった。結衣が竹内の目をじっと覗き込む。
「その言葉。ここが嘘だって言ってるよ。」
 結衣がにっこりと笑いながら、竹内の股間に目を移す。
 竹内は勃起していた。
 ――どうやらこの女にイカレちまったらしい。
 結衣は竹内の陰部を刺激し続ける。竹内は、もはや見栄や羞恥心を感じることはなかった。陰茎を足で刺激されることに身を委ね、竹内はズボンの中で勢いよく射精した。
「あなたも、男ね。」
 結衣がくすりと笑う。
「ええ。お陰様で。」
 竹内はこの時、この女と自分との格の違いをはっきりと理解した。
 自分より遥かに上を行く女がいた。彼女に勝つつもりでいた自分が情けなくすら思える。罠にかかった自分が馬鹿だったのだ。
「俺の、負けだ。」
 竹内は声に出して、彼女にそう告げた。
 結衣は微笑み、竹内の全身を舐めるように見回すと、竹内の身体中を責め始めた。
 顔を蹴り上げられ、真っ赤に腫れた顔のどこからともなく血が滲む。腹を何度も殴られ、蹴られ、吐血を繰り返す。睾丸を何度も甚振られ、内側から込み上げる苦痛に悶絶する。片方の腕を折られ、激痛に顔を歪める。
 結衣の攻撃が止む頃には、竹内は見る影もなくボロボロになっていた。
 竹内は朦朧とする頭で、ピクリとも動かなくなった自分の身体に違和感を抱いていた。仰向けで倒れ込んでいる竹内の顔を、結衣が見下ろす。
 その口元には、やはりうっすらと笑みが零れているのだった。
 竹内は口だけを辛うじて動かし、言葉を発する。
「できれば……最初の犯罪を、犯す前に……あんたに出会いたかったな。」
 その言葉で結衣が再びにっこりと笑う。このあまりにも艶やかな笑顔……
 
 そう。この女の美しさこそが、最大のトラップだったのだ。

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