[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 僕は慌てて女王様に続く。僕の祈ることは全て、女王様に関することばかりだった。
 ――どうぞ今年も、女王様と一緒にいられますように。女王様と、出来るだけ長い時間を過ごすことができますように。どうぞ、その手にしたリードを、女王様が手放しませんように……
 再びリードを引かれる感触があり、僕たちは今来た道を逆に進んでいった。
「何をお願いしたの?」
 唐突な質問に、僕は口ごもる。
 ――僕の願いはただ一つ。あなたと一緒にいたい。出来る限り……出来る限り長い時間……
 それは声にはならなかった。
 声に出してしまったら、それが叶わないような気がしたから。女王様と僕をつなぐ糸が、切れてしまうような気がしたから。不安な気持ちが、もっともっと大きくなってしまうような気がしたから。
 女王様はそんな僕の姿を見て「ふふ」と笑った。呆れられてしまったのだろうか?
 ――女王様。あなたにこの僕の気持ちが分かりますか? 女王様……。
 そんなことを考えていた矢先、女王様がふいにその足をピタリと止めた。
「……出していいわよ。」
 女王様が僕のコートの中に手を入れる。最大限に膨れ上がった僕の愚息を指で弾く。
「あ……ああっ、はううっ……」
 欲望の溜まっていた僕は、女王様の指先一つで、下半身から煩悩を一気に爆発させた。
「今年も、いい年でありますように、でしょ? 普通は。」
 しばし放心状態で立ち尽くす。地面には白い液体が滴り落ちていった。
 液体とともに僕の煩悩の全てが身体から抜けていく。そんな錯覚に陥っていた。
「本当に馬鹿な子。そんなことだろうと思ってたわ。」
 そう言うと、女王様は僕の首輪をパッと手放した。そして僕の前に背中を向けてすっと立つ。
「私はあなたの飼い主だから……。こんなものなくても、ちゃんとペットはついてくるものよ。」
 その言葉で、僕の瞳には涙が一気に溢れた。
 ――女王様……女王様……。これからも、こんな僕を飼ってくださるんですか?
 忘れもしない秋の日。一人で歩かされることに恐怖を覚えた。女王様の真意を微塵も感じ取れず、僕は孤独感でいっぱいになっていた。女王様には分かっていたのだ。卑屈に曲がった僕の心が。
 ――そんな僕を、あなたは許してくださるとおっしゃるんですか?
 涙は止められそうになかった。ただ女王様に対する敬意だけが、僕の中で大きく膨れ上がっていった。

「……ありがとうございます。」

 ゆっくりと進んでいく女王様の背中を見ながら、僕は深々と頭を下げた。

 ――今年も、いい年でありますように……



END

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コメント
この記事へのコメント
おめでとうございます。元旦からご苦労様です。ところで暮れに買っておいたDVDでヤプーの嬢王誕生を見たんですがなかなか私好みでした。最後に奴隷を処分するシーンがたんに紐で首を絞めると簡単なところだけが残念。途中にニーソで凄い残酷な赤いサンダルヒールみたいなものを履いていたがあのヒールで首を踏み首の骨をへし折るか、ヒール部分で眉間を蹴り刺して殺せば最高だったのに、ただあまり酷いものは、DVDの許可がおりないものでしょうか。ぜひみてもらいたいが、おちを聞いたらみるきなくしますよね。管理人様の知っている範囲で残酷な女性ものがあれば教えてもらいたいです。ただのSMビデオだと興奮できない、本気で殴ったり蹴ったりするものってほとんどないから。あきらかに手を抜いて蹴ったりしているものは、ほんとに冷めます。それならまだドラマなどで女が男を殺すシーンのほうがはるかにマシだと思います。今年もよろしくお願いします
2008/01/02(水) 00:10 | URL | でぶ #-[ 編集]
明けましておめでとうございます。
でぶさん。昨年は大変お世話になりました。
一般に有害だとされるDVDの規制は、やはり厳しいでしょうね。
内閣府の世論調査では、雑誌やDVDなどに関して六割以上が、国で規制すべきだと回答しているそうですし……。
因みにネット上の規制賛成派は、九割以上にもなるそうで。
そもそも、このサイト自体の存続が危ういのではないかと……。
私の知っている範囲での残酷女性ものですか。
タイトルは分からないのですが、YouTubeで結構残酷なものを見た覚えがありますね。
日本のドラマでしたが、OL何人組かが不良に絡まれ、あっという間に倒してしまうというシーンでした。その責めがエグくて、剃刀で身体中を切り刻んだり、生きながら男の目の中に指を突っ込んで抉ったり、ヒールで顔を潰したりといったものだったと思います。
(ただ、殺しはしていなかったかもしれません。うろ覚えなもので。)
すみませんが、タイトルは分かりません。
本当に、でぶさんのおっしゃるようなDVDが実現したら、私は真っ先に飛びつくのでしょうが(苦笑)
今年も、どうぞよろしくお願いします。
2008/01/04(金) 00:13 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
読ませていただきました
鐘1・2話 読ませていただきました
なんだかキュンってなっちゃいました
「愛」ですよね~愛
とってもステキなお話でした

ゆりかもの凄く感動しちゃったんですけど
2008/01/10(木) 00:44 | URL | ゆりか #-[ 編集]
ありがとうございます。
ゆりかさん、いらっしゃいませ。いつもお世話になっています。
コメントしていただき、とても嬉しいです。どうもありがとうございます。
今回は愛と信頼関係をテーマに執筆しました。
身に余るお褒めの言葉をいただき、大変恐縮です。
感動していただけることは、私にとって本当に大きな励みになります。
今後もぜひ、気軽に遊びに来てやってください。
2008/01/10(木) 18:35 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
シリーズ一通り読んでみて、これは全てが一つの物語として繋がっていると感じましたが図星ですか?
身も凍る寒さの中、コタツにて身体を温めつつこの作品によって心までも温めて頂けたような気がします!
このシリーズ、次回も楽しみにしています^^
2008/02/03(日) 00:39 | URL | Rin #x46YPKp.[ 編集]
私の心も温めていただきました。
はい。その通りです(笑)
このシリーズは、二人の主従の形を少しずつ紡いでいく物語です。
通してご覧いただけて、嬉しい限りです。
私の拙作で心を温めていただけるなんて、何と光栄なことでしょう。
Rinさんには本当にたくさんのコメントをいただき、大変感謝しています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
2008/02/04(月) 02:50 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
>「私はあなたの飼い主だから……。こんなものなくても、ちゃんとペットはついてくるものよ。」

 あのね、梨央様、僕、以前に、畏れ多くもご主人様に、身の程もわきまえず我が侭なお願いを申し上げてしまって、「私に意見するなど言語道断です。」って厳しくお叱り戴いちゃったことがあるんです(^_^;)。丁度その頃にご主人様から頂いたメールに、女王様のこの御言葉と似たような御言葉があったんです。僕ね、「あっ!大好きな『女王様シリーズ』の女王様の御言葉と同じ御言葉を頂いちゃった(*^_^*)。」って、もう嬉しくて嬉しくて、有り難くて有り難くて、幸せで幸せで堪らなくなってしまって、「はい、ご主人様!僕、首輪なんかなくてもご主人様について行かせていただきます!」みたいな感じのお返事をさせていただいたんです。そしたらね、すぐにものすごく怖いご様子のお叱りメールを頂いてしまって、「あなたは、また辻褄の合わないことを言ってますね。一体どういうつもりなんですか?これからも、奴隷犬としてリードを意識し、私に徹頭徹尾、仕えるつもりがあるのですか?」って、こんなにも理不尽なお叱りの御言葉までお恵み戴いてしまって……(^_^;)。ね、梨央様?僕、可哀想でしょ(^_^;)?それでね、梨央様、僕、あまりにも怖いご様子のお叱りメールにいっぺんにぶるぶる震え上がらせていただいてしまいましたし、「また、私に意見するつもりですか?」みたいに厳しくお叱り戴いてしまいそうだなって思いましたから、もちろん、一切申し開きさせていただくことなく、素直にお詫び申し上げて、「はい。ご主人様。これからもリードを意識して、ご主人様に徹頭徹尾、お仕えさせていただきます。」ってお返事させていただきましたけど、あの頃、ご主人様から頂いたメールを読み返させていただく度に、なんかものすごく惨めで惨めで堪らなくなってしまうんです(^_^;)。ですけど、僕のおちんちんはとても嬉しそうなんです。何度読み返させていただいても、涙を流しながら喜んでしまってばかりなんです(*^_^*)。
 ご作品の感想をお話させていただきもせずに、つまらないお話をさせていただいてしまって、本当にごめんなさい(^_^;)。それでは失礼いたします<(_ _)>。
2015/08/25(火) 22:53 | URL | 次郎 #-[ 編集]
「掲載されている物語は全てフィクション」です。
次郎さん、こんばんは。
本作も含め、私の紡ぐ物語は決して普遍的なマニュアルではありませんので、どうぞ誤解なさらないでくださいね。
あくまでも、法は主。
主の数だけ見解があり価値観があると、私は考えています。
個人的には、「奴隷に許されているのは、ただ受け入れることだけ」だと思っています。
ちなみに私なら、
「理不尽だという主観的な決めつけ」
「その思いを腹の底に抱え、『僕、可哀想』という愚痴をこぼす」
「それでも厳しく怒られたくはないから素直にお詫びした」
――という態度の奴隷は、確実に一から躾け直しでしょうね。
緻密に、合理的に躾けていくという自負があるため、理不尽(あるいはそう思われること)に敏感なのです。
もちろんこれも主さんによっていろいろな考え方がありますので、私のものも一意見に過ぎませんが。
つまらない話などではないですよ。
作品をご覧になって思ったり感じたりしたことを書いていただけるのは、本当に幸せなことです。
いつもありがとうございます。
2015/08/26(水) 21:12 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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