[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  〜美しき女性たちの狂気〜
「ゆ……由梨。由梨!!」
 痛みが酷くなっていく。俺は必死になって彼女を起こした。
「……ふぁ?」
 彼女が目を覚ます。
「あ……あの、あの! し……下! って言うか、口のところ!」
 痛みで呂律が回らない。しかし彼女はようやくそれで、事の全てを理解した様子だった。
「あ……うううっ!」
「ぐあっ! しゃ……しゃべらないで。放して!」
「は、はひ。」
 そこまでして、ようやく俺のモノが彼女の口から解放された。覗いてみると、俺のモノにはくっきりと彼女の歯形が残っていた。
「ふ……いひぃ……」
 解放された安心感と、後を引く痛みとで、俺は声を漏らす。そんな俺の姿を見て、彼女はあらためて自分の失敗を自覚したようだった。
「あ……あぅ……。ぅぅ……ご……ごめんなさい。」
 今日、彼女の謝罪の言葉を何度聞いただろう。彼女は天然のドジっ子だ。今日、あらためてはっきりと分かった。そんな彼女を、今は本当にこの上なく愛しいと思っている。

 ――俺はもう、彼女がいれば何もいらない。

「ありがとう。最高に気持ちよかったよ。」
 俺の言葉に感動したのか、彼女の目が潤む。
「そんなドジなお前を、世界の誰よりも愛してる。」
 素直に口から出た本心だった。きちんと言葉で伝えられたと、俺は満足感で一杯だった。
「徹くん、本当に本当にごめ……」
 人差し指で彼女の口を押さえる。俺はゆっくりと首を横に振った。
「そうじゃないよ、由梨。」
 彼女はその言葉で全てを悟ったように、大きく息を吸い、ゆっくりと言葉を口にした。
「……ありがとう。」
 彼女の天然はきっと常軌を逸したものだな、と俺は思った。
 これから先、彼女にはもっともっと苦労させられるんだろうなと自嘲の念を強くする。しかし、それでも俺にとっては最高の彼女だ。むしろ、こんな彼女だからこそ、これほどまでに愛しいと思えるのだろう。
 俺は彼女の全てを受け入れていこうと、心から思った。
「由梨が、俺の全てだ。」
 そっと彼女の頭を撫でる。
 彼女は俯いたまま、ただ涙を浮かべて何度も、何度も頷いていた。

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