[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  〜美しき女性たちの狂気〜
 フローリングの床が足の甲を刺激して辛かった。
 もうどれくらいの時間こうやって正座しているのか、自分には分からなかった。彼女を待つのは初めてではないが、この時間の緊張はいつも解けることはない。刻一刻と彼女の帰宅時間が迫っていると思うと、僕は自然と全身に脂汗が溜まっていくのを感じる。
 僕はおもむろに、鞄から教科書を取り出す。
 ――今日教える内容は、数学と物理……
 家庭教師としての自分の仕事のことを考えると、少しだけ心は落ち着いた。しかし自分が設定したそのカリキュラムが果たして実行可能であるかどうかは、僕には分からなかった。
 なぜならそれは……彼女自身が決めることだからだ。
 教科書をじっと見つめながら教授内容を頭の中でイメージしている間は、余計なことを考えなくて済む。限界まで痺れた足のことだって、忘れることができた。
 その時、部屋の空気が一気に張り詰めた。
 トントンという音とともに、人が階段を上ってくる音が聞こえてくる。
 僕は再度、背筋を伸ばしてドアの方へ視線を向ける。目の前にある扉が開くまでの時間が、やたら長く感じた。バタンという音がして、人が入ってきた。想像に違わず、それは僕が家庭教師をしている教え子だった。
 可愛らしい顔立ちに栗色の髪。良い香りが部屋中に広がる。セーラー服を着こなした彼女は、一見、清純で無垢な感じのする女の子だ。胸は発達していて大きい。そのイメージのアンバランスさが、彼女の魅力をより引き立てているようだった。
 僕は彼女の方を向いて「おかえりなさい」と声をかけた。しかし緊張のあまり、その声は上擦ってしまっていた。恥ずかしさから僕は顔を赤らめる。彼女は僕の姿を見ると、全身からふっと力を抜いてリラックスしたようだった。そして、冷たい視線を僕に投げかけた。
「……どうして土下座してないの?」
 彼女は開口一番、そう僕を叱責した。
 ゆっくりと僕に近付き、僕の髪をぐいと掴んだ。額を床に押し付けられる。
「ぐあっ……」
 急な痛みに、僕は思わず声を上げる。彼女は髪を掴んだまま再び僕の顔を持ち上げると、厳しい瞳で僕の目を覗き込んだ。

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