{
2007/11/27(火) }
「その首輪が、あなたが私のものであるという証。」
ふいに女性が僕の首輪を指差してそう言った。
「あなたが私の玩具として生きることの証よ。」
僕は頷いた。これからこの女性に仕えていくのだという決心に迷いはなかった。
しばらくすると、軍服の男二人が部屋の中に入ってきた。
「失礼いたします。面会終了でよろしいでしょうか。」
女性は男たちの方を見もせずに、軽く頷いた。
「首輪を付けたわ。意味が分かるでしょ?」
今度は男たちが頷いた。
女性はリモコンのスイッチを押した。僕を拘束していた手枷や足枷、陰部の柔らかいものが一気に外れる。僕は解放感でしばし放心状態に陥っていた。
「じゃあ、連れて行くわ。」
さらりと男たちに告げると、僕に服を着せて手を引いた。痣と傷だらけの僕は、女性にもたれかかるようにして歩いた。軍服姿の二人は、扉へと向かって歩いていく女性と僕に向かって敬礼をしていた。
「どうぞ。お気をつけて。」
僕たちは、長い長い廊下を抜けた。
女性が扉の横にあるパネルに触れる。
英数字を打ち込んでいるようだ。やがて、ピピッという機械音と共にドアが開き始めた。
その先に広がっていたのは――
「ほら、これがあなたの見たかった空よ。」
僕は扉の外へと、一歩を踏み出す。
涙は止められそうになかった。
END
Back | Novel index | Next
ふいに女性が僕の首輪を指差してそう言った。
「あなたが私の玩具として生きることの証よ。」
僕は頷いた。これからこの女性に仕えていくのだという決心に迷いはなかった。
しばらくすると、軍服の男二人が部屋の中に入ってきた。
「失礼いたします。面会終了でよろしいでしょうか。」
女性は男たちの方を見もせずに、軽く頷いた。
「首輪を付けたわ。意味が分かるでしょ?」
今度は男たちが頷いた。
女性はリモコンのスイッチを押した。僕を拘束していた手枷や足枷、陰部の柔らかいものが一気に外れる。僕は解放感でしばし放心状態に陥っていた。
「じゃあ、連れて行くわ。」
さらりと男たちに告げると、僕に服を着せて手を引いた。痣と傷だらけの僕は、女性にもたれかかるようにして歩いた。軍服姿の二人は、扉へと向かって歩いていく女性と僕に向かって敬礼をしていた。
「どうぞ。お気をつけて。」
僕たちは、長い長い廊下を抜けた。
女性が扉の横にあるパネルに触れる。
英数字を打ち込んでいるようだ。やがて、ピピッという機械音と共にドアが開き始めた。
その先に広がっていたのは――
「ほら、これがあなたの見たかった空よ。」
僕は扉の外へと、一歩を踏み出す。
涙は止められそうになかった。
END
Back | Novel index | Next

