{
2007/11/21(水) }
自分の下心が醜い。
僕は、自分が外に出るための手段として、この女性を『利用』しようとしているのだ。外に出たいという思いがあることを自覚しながら、今、この女性の好意に甘えようとしている。
そう意識した時、僕は胸が痛くなる。
女性に飼ってもらえるということが、この上なく光栄であることもまた事実だ。しかしその心に正直になろうとすればするほど、それをあざ笑うように僕の下心が顔を出す。罪悪感は募っていくばかりだった。
「うっ!」
突然腹を爪先で蹴り上げられ、僕は小さく蹲った。うつ伏せの体勢になっていたため、下がっていた内臓に直接衝撃が響く。口から涎が糸を引いて垂れてくる。
「返事がないね……。私のことが気に入らないのかしら?」
とんでもない!……と口だけが動く。腹に受けた衝撃でそれは声にはならなかった。ただ呻き声がわずかに漏れただけだった。
さらに女性の蹴りが、脇腹、背中、足へと飛び交った。僕は蹲ったまま、必死で耐える。
「決めたわ。あなたは私の玩具になるの。」
これは僕が女性の好意を裏切ることへの報い。
そう考えると、自然と僕の身体は女性の行為の全てを違和感なく受け入れることができた。下心から来る罪悪感は、この女性に甚振られることによって少しだけ緩和されるような気もした。
――この身を女性に預けること――
それが、今の僕にできる唯一の選択であると思った。
僕は「はい」とだけ応えると、身体を女性の方へと向けた。
「いい子ね。」
女性は言いながら、再び椅子に腰を掛けた。
僕は顔を上げることができず、土下座の体勢を保っていた。女性から痛めつけられることで免罪を与えられるという期待。罪滅ぼし。そんなものを期待していたのかもしれない。
僕は黙って、ただただ女性からの制裁を待った。
「脱ぎなさい。」
女性からの言葉は、僕の想像の域を超えていた。
「え……?」
言葉に詰まる。あまりに唐突なその命令に、僕はしばし硬直した。
「聞こえなかったかしら? 脱げって言ったの。」
女性は再び、淡々と同じ命令を口にした。
僕は動揺を隠せなかった。
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僕は、自分が外に出るための手段として、この女性を『利用』しようとしているのだ。外に出たいという思いがあることを自覚しながら、今、この女性の好意に甘えようとしている。
そう意識した時、僕は胸が痛くなる。
女性に飼ってもらえるということが、この上なく光栄であることもまた事実だ。しかしその心に正直になろうとすればするほど、それをあざ笑うように僕の下心が顔を出す。罪悪感は募っていくばかりだった。
「うっ!」
突然腹を爪先で蹴り上げられ、僕は小さく蹲った。うつ伏せの体勢になっていたため、下がっていた内臓に直接衝撃が響く。口から涎が糸を引いて垂れてくる。
「返事がないね……。私のことが気に入らないのかしら?」
とんでもない!……と口だけが動く。腹に受けた衝撃でそれは声にはならなかった。ただ呻き声がわずかに漏れただけだった。
さらに女性の蹴りが、脇腹、背中、足へと飛び交った。僕は蹲ったまま、必死で耐える。
「決めたわ。あなたは私の玩具になるの。」
これは僕が女性の好意を裏切ることへの報い。
そう考えると、自然と僕の身体は女性の行為の全てを違和感なく受け入れることができた。下心から来る罪悪感は、この女性に甚振られることによって少しだけ緩和されるような気もした。
――この身を女性に預けること――
それが、今の僕にできる唯一の選択であると思った。
僕は「はい」とだけ応えると、身体を女性の方へと向けた。
「いい子ね。」
女性は言いながら、再び椅子に腰を掛けた。
僕は顔を上げることができず、土下座の体勢を保っていた。女性から痛めつけられることで免罪を与えられるという期待。罪滅ぼし。そんなものを期待していたのかもしれない。
僕は黙って、ただただ女性からの制裁を待った。
「脱ぎなさい。」
女性からの言葉は、僕の想像の域を超えていた。
「え……?」
言葉に詰まる。あまりに唐突なその命令に、僕はしばし硬直した。
「聞こえなかったかしら? 脱げって言ったの。」
女性は再び、淡々と同じ命令を口にした。
僕は動揺を隠せなかった。
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