[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  〜美しき女性たちの狂気〜
 今のシステムが確立したのは、ほんの数世代前――今老いている人たちが子どもだった頃のことだ。
 彼らは教育施設こそ男女別だったものの、成長すれば女性と一緒の区域に住むことができた。
 その頃の出産比率は、男女で七対三程度だったらしい。それでも当然女性は貴重で、人々の間で大事にされていた。
 遠い昔には、男女の出産率がほぼ同じであった時代もあったらしい。だが少しずつ女性は減り、こういった男性過剰社会となった。
 出産管理の為、男女の結婚には政府の許可が必要で、カップルになるにも潜り抜けなければならないハードルがいくつもあった。
 ほとんどの男は、女性に触れる機会すらなく生涯を終えていたそうだ。
 だが、性欲を抑えきれなくなる男もいる。一部の男たちは暴走し、女性を無理矢理強姦してしまう事件が頻発していた。中には、強姦致死まで至るケースも多々あった。
 女性を保護する為、そして人類が生き残る為という大義名分を得て、世界は完全な管理社会に突入した。
 子どもの教育機関だったはずのガーディアンセンターは、人類全ての面倒を見る施設となった。
 ガーディアンシステムは、社会秩序を守る最善の方法だ。
 そう教えられて、僕らは育った。



 世界について学んだ知識は、僕にとっては現実感を伴わない。
 僕が育った現実は、ここ――ガーディアンセンターが全てだからだ。
 人類の守護者。ガーディアンという言葉には、そんな意味が込められているらしい。
 ガーディアンセンターは、世界各所に存在する。全ての施設が男女別で、そこで人間は様々な教育を受けて育つ。秩序ある安全な生活が保障され、生涯平穏に暮らしていける。ここは世界の楽園なのだと教務官は言った。
 今僕が過ごしている環境が、幸せなのか不幸せなのかは分からない。でも楽園だと言われるのは、もっと悪い場所があるからだろう。だとすれば、僕はセンターに感謝しなければいけない。
 ここの教育で一番大事な授業は、人類保護論だ。人類保護論の中で、女性の存在は人類にとって何より大切で、守っていかなくてはならないということも教わる。女性がどんな姿をしているのかも習った。女性とは神々しいまでに美しく、柔らかくしなやかな身体をしていて、喋る声は素晴らしく美しいのだと教科書に書いてあった。
 授業中に立体映写機で映し出された女性の姿に、僕は時を忘れるほど見惚れた。
 軽く伏せられた瞳と、かすかに開いた唇が、僕の瞳に焼きつけられた。

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