[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「う、ごほっ……ごほっ……」
 優美子の咳き込みが、耳のずっと奥の方から聞こえた。
「はは……竜崎の攻撃……優美子に1のダメージ……ってか……ははは……」
 すでに俺の体は限界を迎えていた。優美子は俺の言葉を聞くと少しだけ……笑ったような気がした。
「殺せよ。ほら。もう俺には力なんて微塵も残っちゃいないから。」
 絞り出すように声を出す。無理もない。これだけ責められ続けたんだから。
 しかしそれは俺の口から出た正直な言葉だった。今の一撃が俺にとっての最後の抵抗。
 絶対に悪に屈しない。その姿勢が表現できただけで、俺は心底満足だった。

「ねぇ……どうしてそんなに正義にこだわるわけ?」
 ……虚をつかれた。どうして?……いや、その質問以前に……俺に言葉を……?
「約束したんだ……友達と……。お前に言っても分からないだろうけどな……興味もったのか?」
「そっか。ううん。ただ、何でかなぁって。私に言っても分からないって……どうして?」
 仰向けに倒れた優美子の胸の上に頭を乗せ、俺もまた仰向けになっていた。
 ――これが恋人同士なら、それを見る人にとっては自然な光景と映るんだろうか。
「正義なんて言葉……お前の辞書にはないだろうからさ。」
「ふふ……ずいぶん言ってくれるじゃない。悪いけど、その言葉、私も一番好きだった言葉だよ。」
「く……」
 俺は予想だにしなかった優美子の言葉にふきだしそうになったが、胃の中からこみ上げる吐き気がそれを許してはくれなかった。
「ばかばかしい? ふふ。」
「あぁ……。……あ!」
 俺は正直に応え……てしまった。
 今度こそ死を覚悟したが、それは幸い、まだ俺を襲うことはなかった。
「殺されたの、私の姉。」
「……」
 俺は言葉を失った。
 そしてその後、優美子の口から告げられた優美子の真実が、俺から言語そのものを奪っていた。
 ――何てことだ……そんな……そんなことって……

Back | Novel index | Next
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。