[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  〜美しき女性たちの狂気〜
 凛は無表情のまま、男との距離をじわじわと詰める。
 男は怯え、腰を抜かしていた。立つことすらままならず、部屋の隅へと後ずさる。身体を小さく丸め、ブルブルと震えていた。
「やめてくれ……やめてくれ……」
 訴えかける男の顔からは、もはや精気は感じられなかった。まるで母親に許しを乞い、その愛を信じ求める子供のように、男は何度も言葉を続けた。
「お願いだ……やめてくれ……許してくれ……」
 凛は蹲っている男の身体を、再び勢いよく蹴り上げた。もんどりうって倒れた男を追い詰め、何度も何度も蹴り上げた。その度に男は苦悶の声を上げ、嗚咽を漏らす。怯えきった男にはもはや抵抗する意志はなく、ただその攻撃に耐えることしかできなかった。
「正直に言ってください。これ以上、痛い思いをしますか? それとも……」
 彼女はそこで言葉を一度呑み込む。脅迫でも威圧でもない。ただ純粋に、早く自白してほしいという思いが、その言葉には込められていた。


 男の身体がふいに持ち上がる。凛が男の襟首を掴み上げたからだ。彼女がじっとその瞳を覗き込むと、男はたまらず視線を逸らす。凛はそれを許さず、顎を掴んで顔を自分の方へと向ける。彼女は男の瞳の奥をさらに強い眼光で睨みつけると、その拳を勢いよく男の腹へと捻じ込んだ。
「う……ぐえっ……」
 男の身体がくの字に曲がる。そのままの体勢で凛はさらに二発、三発と膝を男の鳩尾に叩き込んだ。男の呻き声が取調室を包む。それでも彼女はその攻撃の手を止めようとはしなかった。
「うええええっ……ごふうううっ……」
 鈍い呻き声が響き渡り、男は吐瀉物を吐いて倒れ込んだ。口の端からは胃液が糸を引きながら零れてきていた。
 凛は即座に、突っ伏した男の睾丸をしっかりと握り、その手の中で擦り合わせた。
「ぎ……あああっ……がっ……」
 たまらず男は悲鳴を上げる。
「気を失わないでくださいね。あなたには、真実を話していただきます。」
「ううっ……うううっ……」
 凛は相変わらず無表情のままだった。いや、正確には表情を作れずにいたのだ。凛は内心に渦巻く葛藤と、常に闘っていたのだから。

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