[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  〜美しき女性たちの狂気〜
 その日は、盛大なパーティが開かれていた。
 研究発表を終えた後、各界の権威が所長を絶賛し、皆がパーティに参加したがった。
 詳細なデータ資料に釘付けになり、各所で議論が交わされていた。
「それにしても、自分をオリジナルだと思い込むという結果は興味深いですな。」
「記憶までコピーすることの弊害とでもいいましょうか。」
 二人の話に、周りの人間も加わっていく。
「だから私は、記憶のコピーは危険だと前から主張していたのです。」
 眼鏡の男がそう言い、予防策を講じられなかったことに嫌味を言った。
 だが、その隣の男は拳を作って熱く語る。
「いやしかし、自分の完全なる複製は人類の夢でもあります。永遠の命に通じる観念だと思う。」
「オリジナルとコピーか……。」
「今後の大きな課題ですね。」
 誰かがそう締めると、みな頷きあった。


 俺は少し離れた場所で、そんな彼らを見ていた。
 研究に協力したオリジナルの人間として研究発表に出席し、少し疲れていた。
 パーティの最初では、研究員達が俺にいろいろと質問を投げかけていたが、俺が疲れているのを見て取ると、そっとしておいてくれるようになった。
 立食パーティの机上には、たくさんのご馳走が並べられている。給仕がワインを勧めてきたが、俺はそれを断り、ベランダへ出た。
 顔にかかる夜風が気持ちいい。

 ――研究課題か……。

 先ほどの議論を思い出す。
 オリジナルとコピー。俺とあいつとの違いは何だろうか。
 もつ記憶は全く一緒。見た目、感情、痛みすらきっと同じように感じるだろう。俺を生み出した所長ですら、その区別はつかないほどだ。
 ただ一つの違いは、俺に食欲というものが存在しないことだ。
 これがコピーの限界か。
 オリジナルから受け継いだ記憶の中の、『美味しい』という感覚を一度味わってみたいと思った。



END

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コメント
この記事へのコメント
母子殺人や酒飲んで追突子供3人死亡させた奴などは、絶対に許せないが女が男を殺すは本気で許せるただし和歌山カレー事件の豚女とかブスは許さない。そんな考えをする奴って少ないのかな
2007/09/09(日) 19:55 | URL | でぶ #-[ 編集]
お世話になっています。
私自身は、どんなケースであれ現実の犯罪は肯定できません。やはり犯罪は罪ですから。
母子殺人事件については同感です。腸が煮えくり返るくらいの憤りを感じました。
ただこういったことに対する好みはさまざまですから、でぶさんと同嗜好の方もきっといらっしゃると思いますよ。
上記は私の考え方ですので、もちろんでぶさんの考えや嗜好を否定するつもりはないです。
2007/09/10(月) 01:35 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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