{
2007/08/25(土) }
ここでの一部始終を見終えた僕は、開いた口が塞がらなかった。
呼吸困難に陥るほどの衝撃を受けていた。その反面で、僕はまた下半身を大きく膨らませていた。
事の最中に何度もズボンの中から射精した。そのため、僕のズボンは精液でベトベトに汚れていた。
そこで感じたリアルな恐怖。それは僕が心底望んでいたものであった。いざその光景を目の当たりにした時、僕はとても言葉では表現できないほどの恐怖と感動を同時に受け、軽いパニックになっていた。
いつの頃からか僕を悩ませ始めた病気は、やっぱりここでも発現していた。
妄想M男がリアルな責めを間接的に体感した瞬間だった。
女から男に向けられるあくまで動物的な、野生的な本能。
――暴力、破壊……
そのものの集大成を僕は目の当たりにした。その喜びをどう表現したらいいのだろう。
ここにあるのは、紛れもない現実であった。
これは偶然なのだろうか……。これを僕への祝福の品だと受け止めるのはやはり慢心なのだろうか。
――あの子は……僕の女神だ。
興奮冷めやらないまま、僕はもう一度その女神をしっかりと目に焼き付けておこうと、暗闇の中でじっと目を凝らした。
ふと気付けば、この暗闇がとても深いものであることが分かる。それが分からないほど、さっきまでの光景は僕を魅了していたのだ。
――え?……
しかし彼女は既にさっきまでの位置にはいなかった。ただ、だからと言って一生懸命彼女の姿を探す必要もないところへ移動していることが、すぐに分かった。
だって彼女が移動したのは……僕の目の前だったのだから……
「ふふ、少しは楽しめた?」
彼女は冷酷な笑みを浮かべてそこに立っていた。
突然の状況に僕が出来たのは……
「あ、いえ。あ、あはははははは……」
空笑いをすることだけ……
現実というものは恐ろしい。明日の運命なんて……いや、一秒先の未来でさえ、誰にも分からない。
今のこの瞬間までは、妄想を楽しむだけだった。しかしまさにこの瞬間、その妄想はリアルへと変わろうとしている。……他でもない自分へと向けられた攻撃の意志……
次に視界に入ったのは、今まさに僕の腹に突き刺さらんとする彼女の膝だった。
僕のM的妄想症候群も、これで終局を迎えるのだろうか……
END
Back | Novel index | Next
呼吸困難に陥るほどの衝撃を受けていた。その反面で、僕はまた下半身を大きく膨らませていた。
事の最中に何度もズボンの中から射精した。そのため、僕のズボンは精液でベトベトに汚れていた。
そこで感じたリアルな恐怖。それは僕が心底望んでいたものであった。いざその光景を目の当たりにした時、僕はとても言葉では表現できないほどの恐怖と感動を同時に受け、軽いパニックになっていた。
いつの頃からか僕を悩ませ始めた病気は、やっぱりここでも発現していた。
妄想M男がリアルな責めを間接的に体感した瞬間だった。
女から男に向けられるあくまで動物的な、野生的な本能。
――暴力、破壊……
そのものの集大成を僕は目の当たりにした。その喜びをどう表現したらいいのだろう。
ここにあるのは、紛れもない現実であった。
これは偶然なのだろうか……。これを僕への祝福の品だと受け止めるのはやはり慢心なのだろうか。
――あの子は……僕の女神だ。
興奮冷めやらないまま、僕はもう一度その女神をしっかりと目に焼き付けておこうと、暗闇の中でじっと目を凝らした。
ふと気付けば、この暗闇がとても深いものであることが分かる。それが分からないほど、さっきまでの光景は僕を魅了していたのだ。
――え?……
しかし彼女は既にさっきまでの位置にはいなかった。ただ、だからと言って一生懸命彼女の姿を探す必要もないところへ移動していることが、すぐに分かった。
だって彼女が移動したのは……僕の目の前だったのだから……
「ふふ、少しは楽しめた?」
彼女は冷酷な笑みを浮かべてそこに立っていた。
突然の状況に僕が出来たのは……
「あ、いえ。あ、あはははははは……」
空笑いをすることだけ……
現実というものは恐ろしい。明日の運命なんて……いや、一秒先の未来でさえ、誰にも分からない。
今のこの瞬間までは、妄想を楽しむだけだった。しかしまさにこの瞬間、その妄想はリアルへと変わろうとしている。……他でもない自分へと向けられた攻撃の意志……
次に視界に入ったのは、今まさに僕の腹に突き刺さらんとする彼女の膝だった。
僕のM的妄想症候群も、これで終局を迎えるのだろうか……
END
Back | Novel index | Next

