{
2007/08/22(水) }
男は再び勢いよく吐血し、ピクリとも動かなくなった。
私は苦悶する男の表情を胸に刻んでおきたいと思い、その拳をしばらく抜かなかった。
目を大きく見開き、口をだらしなく開いたその顔を見つめながら、私は笑った。
――地獄の味は、どう?
見るともう一人の倒れた男も、その様子を見て失禁していた。
「上からも下からもいろいろなものを出して……。本当に汚いね……」
私はその情けない男の姿にほとほと呆れてきていた。男の表情は土と吐瀉物にまみれ、とても読み取ることは出来なかった。
「お前にお似合いだよ、その顔。醜くて、汚くて……お前そのものだね。」
男は悶えながら必死で私に何かを訴えているようだった。もちろん私にはそれを聞き取ろうという気持ちなど微塵もなかった。
例によって残った男は身を縮こめたまま、何やらうわ言をぶつぶつと呟き始めた。
私は悶え苦しむ男の前に立つ。足元に転がる男を見下ろし、笑みを零していた。
――もっともっと苦しめてあげるからね……
転がっている男はそんな私を見ると、一目で分かるほど顔面蒼白になった。吐瀉物の間から覗く瞳から、男がすっかり怖気づいてしまっていることが分かる。
――せっかくの復讐劇なんだから、もっと抵抗してくれた方が面白いのにな……
そんなことを考える。
私は靴底でゆっくりと男の腹を踏みつけた。男は痛みからか恐怖からか激しく絶叫する。
「このまま潰しちゃおっか。中身……」
私は無表情で男に語りかけると、返事も聞かずに徐々に踏みつける力を強めていった。
「お……ご……がはっ……」
男の叫びは次第に声にならなくなる。全体重を乗せた頃には、男は顔を真っ赤にしていた。
少しして踏みつける力を弱める。男は同時に、一気に息と血液を吐き出し、咳き込む。
また体重をかける。しばらくしてまた力を弱める。繰り返す。
男は次第に反応すらしなくなった。私が踏みつける度に血を吐き出す人形のようになっていた。
血の海に沈んだ無様な二人の男から視線を外し、残った男を見る。彼もまた失禁していた。
「ふふ。後はお前だけね。どうやって苦しみたい?」
男はその言葉に敏感に反応し、弱々しく許しを乞う。本当に面白い姿だ。
――あれ? ひょっとして……私……
足を後ろに振り上げ、爪先をへたり込んだその男の腹に寸止めする。
「ひ……ひぃぃぃ……」
怯える男の様子を見る。私はその瞬間、自分が恐ろしいほどの興奮状態にあることを初めて自覚した。
――これって……
笑みを浮かべながら男に寸止めを繰り返す。その度にいちいち反応する男の姿を見ながら、私は確かに性的な興奮を覚えていた。その快感は、既に私の中の正義をも凌駕していた。
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私は苦悶する男の表情を胸に刻んでおきたいと思い、その拳をしばらく抜かなかった。
目を大きく見開き、口をだらしなく開いたその顔を見つめながら、私は笑った。
――地獄の味は、どう?
見るともう一人の倒れた男も、その様子を見て失禁していた。
「上からも下からもいろいろなものを出して……。本当に汚いね……」
私はその情けない男の姿にほとほと呆れてきていた。男の表情は土と吐瀉物にまみれ、とても読み取ることは出来なかった。
「お前にお似合いだよ、その顔。醜くて、汚くて……お前そのものだね。」
男は悶えながら必死で私に何かを訴えているようだった。もちろん私にはそれを聞き取ろうという気持ちなど微塵もなかった。
例によって残った男は身を縮こめたまま、何やらうわ言をぶつぶつと呟き始めた。
私は悶え苦しむ男の前に立つ。足元に転がる男を見下ろし、笑みを零していた。
――もっともっと苦しめてあげるからね……
転がっている男はそんな私を見ると、一目で分かるほど顔面蒼白になった。吐瀉物の間から覗く瞳から、男がすっかり怖気づいてしまっていることが分かる。
――せっかくの復讐劇なんだから、もっと抵抗してくれた方が面白いのにな……
そんなことを考える。
私は靴底でゆっくりと男の腹を踏みつけた。男は痛みからか恐怖からか激しく絶叫する。
「このまま潰しちゃおっか。中身……」
私は無表情で男に語りかけると、返事も聞かずに徐々に踏みつける力を強めていった。
「お……ご……がはっ……」
男の叫びは次第に声にならなくなる。全体重を乗せた頃には、男は顔を真っ赤にしていた。
少しして踏みつける力を弱める。男は同時に、一気に息と血液を吐き出し、咳き込む。
また体重をかける。しばらくしてまた力を弱める。繰り返す。
男は次第に反応すらしなくなった。私が踏みつける度に血を吐き出す人形のようになっていた。
血の海に沈んだ無様な二人の男から視線を外し、残った男を見る。彼もまた失禁していた。
「ふふ。後はお前だけね。どうやって苦しみたい?」
男はその言葉に敏感に反応し、弱々しく許しを乞う。本当に面白い姿だ。
――あれ? ひょっとして……私……
足を後ろに振り上げ、爪先をへたり込んだその男の腹に寸止めする。
「ひ……ひぃぃぃ……」
怯える男の様子を見る。私はその瞬間、自分が恐ろしいほどの興奮状態にあることを初めて自覚した。
――これって……
笑みを浮かべながら男に寸止めを繰り返す。その度にいちいち反応する男の姿を見ながら、私は確かに性的な興奮を覚えていた。その快感は、既に私の中の正義をも凌駕していた。
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