[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
 あまりに力ない、無様な格好が滑稽で仕方がなかった。
 吐血して倒れた男二人と私の顔を交互に見ながら、残った男はただただ震えている。
「残りはお前だけね。どうやって苦しみたい?」
 自然と口元が弓なりに曲がるのを感じる。恐怖で足が竦んで動けないでいる男の表情がとても心地よかった。
「…あ……うぅ……あ……」
 ――私たちはこんなやつらに……こんな弱虫たちに……
 心の中で渦巻く憎しみの感情は燃え上がるばかりだった。それが嘲笑という形で表出する。
 ――私はお前たちを、絶対に許さない。
 いつの間にか私は大声を上げて笑っていた。残った男は私の声に敏感に反応し、跳び上がって驚いた。
 目の前の微小な男とあの時私たちにあれほどの恐怖を与えた男の人物像が一致せず、私は別のものを相手にしているような錯覚さえ覚える。
 私と男の間には二つの肉体がそれぞれにごろごろと転がり、汚いものを吐き出しながら悶えている。
 私は残った男から瞳を逸らさないまま、さらに二人を何度も蹴り上げた。
 爪先で腹に加えて鼻や肩、腕、睾丸や膝、いたるところを責めて弄んだ。男たちは既に声を出すこともできず、青白い顔でただそれを受け続けることしかできなかった。
「情けない格好……簡単には殺さないからね……」
 身体中の血が一気に冷たくなっていくのが分かる。一瞬で死なれては姉の無念を晴らすことができない。
 そう……簡単には殺さない。十分苦しむことができるように、ちゃんと致命傷は避けているのだ。
 ――まだまだ苦しめてあげる……私の姉さんが、そうだったように……
 そして私はまた二人の男たちの腹を交互に蹴り上げ続けた。
 残った男はその様子を見ながらとうとう失禁し、腰を抜かしてしまった。本当に情けない奴。そして、皮肉にも相手がそんな弱々しい様子を見せれば見せるほど、私の意識はだんだんと残酷な方へ傾いていくのだった。
「ねえ。肝臓と腎臓って、壊れるとどっちが苦しいと思う?」
 残った男に問いかける。
「ひ……ひぃ……」
「まずはこの男からね。どっちを壊してほしい? お前に選ばせてあげる。」
「ひいぃぃ……」
 まるで会話が成立しない。男の様子があまりにも可笑しくて、私はさらに大きな声で笑った。
「ほら……どうしたの……言わないなら、お前の肝臓と腎臓……今両方とも壊すよ……」
 びくっと男の身体が大きく反応する。泣きながら命乞いを始めた。
「ご……ごめんなさい……ごべんだざい……ごべ……」
「質問に答えてないね。もしかして怒らせたいのかな。」
 努めて優しく問いかけたことが、却って彼の恐怖心を煽ったようだった。男の震えはさらに激しくなる。
 そんな男の姿を見ながら、私は倒れている男の胃に容赦なく拳を振り下ろした。
 胃が潰れる感触が手に伝わってくる。
 拳を突き刺したまま残った男を見る。男はまるで子どものような声でめそめそと泣いていた。

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