[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
 ――さっきの女と全く同じ行動だ…何で…何で…
 女は満足そうな顔つきで僕の瞳を見つめると、僕の胸ぐらを掴んで無理矢理立たせた。
「何でなんだ。これは、どういうことだ!」
 声を荒げる。しかしその声は彼女のさらなる追撃によってかき消された。痛みが再び襲ってくる。
「ぐ…うぅ…」
 抱きつくような体勢を取った彼女の膝が股間に食い込み、僕は呼吸を奪われたような感覚に襲われる。
 表面の痛みが徐々に内部へと伝わり、それが苦しみに変わる。
 例えるなら害虫が内臓を喰らっている感触とでも言えばいいのだろうか。そのじわじわと込み上げてくる苦しみは、まさに生き地獄と呼べるものだった。
「しゃべらないでくれる? ウザイから」
 彼女はさらに二発、三発と容赦なく僕の股間を膝で蹴り上げる。その度に僕は絶叫し、今にも倒れ込みそうになるのを彼女に再び押さえられてしまうのだった。
「ほら、あんまり暴れると睾丸潰れちゃうよ? ま、それが望みならいいけど…」
 この暑さの中だというのに、僕は彼女のその言葉に背筋から氷が上ってくるような寒気を覚えた。
 ――抵抗はしない…しませんから…
 僕はすっかり弱気になっていた。彼女から与えられる苦しみが、僕から自衛の意志すらも奪っていた。
 ただ、この蹴りの地獄から解放してほしい。それだけを祈っていた。
「や…やめて…や…」
 しかし、彼女の蹴りはその後も幾度となく続いた。僕はそれに抗うこともできず、情けない声をただただ絞り出すことしかできなかった。
 彼女が足を大きく後ろに引いた。

 ――!!――

 一際強烈な一撃が僕の睾丸を襲う。
 僕はさすがに耐えきれず、彼女の力が一瞬緩まった隙にその手を放れ、地面に倒れ込んで悶絶した。
 自然と股間を手で押さえ、内股になってごろごろと転がる。
 そんな僕の背中を、彼女は足でぐいと踏みつけて押さえた。股に手を挟んだまま、動きを止められる。
 当然のことだが、全く知らない他人の家の前でこんな風に無様な姿を晒すなどということは、僕に想像できたはずもない。もちろんこんな経験は生まれて初めてだった。
 僕は混乱し、今にも泣き出しそうになっていた。
 理不尽に与えられた屈辱が僕を追い詰めていた。心底自分がみっともない存在に思えた。
 だからこそ、僕は最後までプライドを保っていたいと強く願ったのだろう。
 この女に対する怒りが後から後から込み上げてくるのが分かった。そして、こんなことを依頼した馬鹿を絶対に突き止めてやるんだという思いもまた、僕の中でさらに大きく膨れ上がっていくのだった。

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