[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
「とにかくあんたにそんな馬鹿なことを依頼した人間が一体誰で、どこにいるのか知りたい。名前と住所を教えてほしい。そうしてもらえるのであれば、今日のことはなかったことにしてもいい」
 女はしばらく考え込んでいる様子だったが、やがて口を開いた。
「いいですよ。私的にはもう依頼はこなしたし。名前は…」
 驚くことに、彼女は三人の名前を口にした。それらの名前と住所を手帳にメモする。
 不思議だったのは、その三人の名前は全て知らない人間のものであったことだった。
 聞き終えた後、僕は彼女を解放した。しかし彼女は依然としてそこに立ったまま、不敵な笑みを僕に向け続けるのだった。
 怠慢な態度が鼻についたが、それを気にしている余裕は僕にはなかった。


 気付くと予想以上の時間が経っていた。
 僕は会社に休暇を取る旨の連絡を入れた。こんなに気分の悪い中で出勤する気には到底なれなかった。
 早速さっき聞いた名前と住所を確認し、その中の一人の家へ出向く。
 そこはお世辞にも高級とは言えない古ぼけたマンションだった。現在こういったマンションにはセキュリティシステムが施されているものが多いが、幸いこのマンションにはそういった類のものは設置されていないようだった。
 そのため、指定された部屋へ辿り着くのに共同玄関で部屋番号をプッシュして訪問を伝えたり、防犯カメラを気にしたりする必要はなかった。
 まぁ、相手が不在であったり、居留守を使われたりすれば結果は同じことかもしれないが。
 とにかく相手は常識の範囲外の行為をあの女に依頼していた。正当性は十分にあるはずだ。
 僕はあらためて決意を固めると、部屋のインターホンを鳴らした。


 相手が思った以上に無警戒にドアを開いたので、僕は少し拍子抜けした。
 出てきたのはまたしても若い女だった。赤いワンピースに素足。様子から見て寝起きのようだった。
「あの…」
 僕が言葉をかけ始めた時、まだ寝ぼけているのか女はぼうっとして俯いたままだった。僕は少し待った方がいいと思って間を置いていた。女はそれを察してか目を何度か擦ると、ゆっくりと顔を上げた。
「あ!」

 ――!!――

「ぐあっ!」
 僕は次の瞬間、無様にも玄関の前で蹲っていた。股間を必死で押さえながら…
 ――こ…こいつも…
 苦しみを堪えながら必死で顔を上げて女を睨む。
 女はそんな僕を見下ろしながら、さっきの女と同じように不敵な笑みを僕に向けるのだった。

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