[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
 またいつものように、忙しい朝の時間がやってきた。
 俺は下の始末もそこそこにリビングに入る。珍しく今日は親父が俺よりも先に起きてテーブルの席についていた。
「実は、お前に紹介したい人がいるんだ。大事な話だから、今日は早く帰ってくれ。」
 俺にはピンとくるものがあった。きっとあの時の女性だ。大事な話…もしや親父もとうとう再婚するのか。
 俺は心の中で微笑した。親父にもようやく華の季節到来か。
 やはり我ながらいい息子だ。俺は自分のことのようにその告白を嬉しく思っていた。
「分かったよ。なるべく早く帰るようにする。」それに…
 …早く眠ってまたあの女性に会いたいからね…
 親父への祝福の気持ち。それはもしかしたら俺自身にも女神が見つかった余裕から起こったものなのかもしれないが。
 俺はいつになく清々しい気分で家を出た。


 大学から急いで帰った俺は、玄関先に女性物の靴が置かれていることを確認した。
 …もう来ているのか。
 俺は少々緊張しながらも、好奇心から心はわくわくしていた。
 どんな人だろうか。落ち着いていて優しい人だといいな。
 胸を高鳴らせながら玄関先でリビングの様子を窺う。二人が談笑する声が聞こえる。
 綺麗な声だ。
 とっさに俺はそう感じた。親父の奴、あんな顔して案外美人を捕まえたのかもしれない。
 俺は俄かに緊張してきた。どう挨拶していいか分からず、玄関でまごついていると、親父がリビングから顔を出した。
「おう、おかえり。こっち来いよ。」
「あ…うん。行くよ。」
 そうは言うものの、俺の足はうまく動かなかった。
「どうした、緊張してんのか?」
「…まぁね。だって、その人と再婚するつもりなんだろ?」
「あ、いや、なんだその…」
「いいって。照れんなよ。反対するつもりはないしさ。」
 俺の言葉に、親父は心底ほっとしたような表情を浮かべた。
「まぁ、とにかく会ってやってくれ。」
 親父に背中を叩かれ、俺はリビングへと足を運んだ。
 テレビの近くのソファーに、一人の女性が座っていた。部屋に入っていくと、彼女はすぐ立ち上がって俺に会釈をした。
「彼女とは年が離れてるが、職場で意気投合してな…」
 そんな親父の言葉は、俺の耳には届かなかった。無意識に下半身が反応する。

 彼女が身に纏った、上品な白いワンピース。美しい黒髪と、そしてその意志の強そうな――



END

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コメント
この記事へのコメント
不思議な雰囲気が好きです。
描写はかなりハードでグロいけど、夢の中なので死なないし(笑)
ryonazさんの本領発揮ですね。
2007/06/27(水) 03:10 | URL | SR #bMUbTW1E[ 編集]
こんにちは。いつもありがとうございます。
あとがきにも書きましたが、この作品は私自身が構成に相当苦労しました。
ですので、このような好評価をいただけたことを大変嬉しく思います。
いつもあたたかいコメントに励まされています。
2007/06/27(水) 17:10 | URL | ryonaz #6x2ZnSGE[ 編集]
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