[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
 目覚めると身体中が痛かった。
 例のあの夢のせいだろうか。それとも単に絨毯の上なんかで眠ったからか?
 俺にその答えが分かるはずはなかった。ただ彼女から夢の中で与えられた数々の傷の跡は、当然の如く現実の俺には全く残っていなかった。
 気付くと俺は夢精していた。トイレにかけこみ、下の後始末をする。
 俺の身体は…どうかしてしまったのだろうか…。いや…
 さっき見た夢を思い出す。痛みと快楽の連続で苦痛を与えられた恐ろしい夢。
 今回は何度も逝かされるという拷問も追加されていたんだ。例え異常な状況下ではあっても、俺は夢の中で執拗に射精させられた。夢精なんてしても不思議じゃない。
 俺はそう自分を納得させた。確かにあれはあれで恐ろしい夢であったはずだ。しかし決してそれが夢精するほどの快感だったとは思えなかった。…いや …思いたくなかった。
 自分に言い聞かせ、そう思い込むことで、俺は未だに大きく膨れ上がったままの自分の下半身に言い訳をしていた。


 再び俺は日常の生活に戻った。
 忙しい朝を乗り越え、大学で講義を受け、帰宅する。遊びに出かける日もあれば、部屋でぼうっと過ごすこともある。
 平和な時間。俺はこの安穏とした毎日が好きだった。しかし…
 俺はあの日から、確かに心の中に何か物足りなさを感じるようになっていた。あの女のことがますます忘れられなくなっていたのだ。
 美麗な肢体と美貌。男を虜にする仕草や笑顔。魅惑的な瞳。
 全てが鮮やかに俺の頭に焼き付いて離れなかった。俺は確かに、そのことにこの上ないもどかしさを感じていた。
 …俺は…彼女に魅かれているのだろうか…
 即否定する。俺は認めたくなかった。
 彼女を求めることの意味は。あれほどまでに残酷な女を求めることの意味は。
 そう考えると俺の頭は張り裂けそうな痛みに襲われる。胸が苦しくなり、どうしようもなくなる。
 彼女に会いたくて眠る。そんなこと俺にとってはあってはならないことであった。
 …あんな非情で残酷な女…
 俺は何かを期待している自分から目を逸らし続けた。
 快楽も痛みも、俺には必要ない。そう自分に言い聞かせることで、何とか心の平静を保つことができた。

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