[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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「こ…これは一体…どういうことだ…」
 かろうじて声を絞り出す。しかし女は俺の言葉には答えなかった。
 チェーンの先には、手首を頑丈に縛り付けられた男の姿があった。足は地面に付くか付かないかギリギリのところで固定され、口にはガムテープがしっかりと巻かれていた。
 …声を出すことは出来なそうだ。いや…それ以前に…
 男の身体は見るも無惨であり、まともな人間では直視できないほどの姿であった。
 身体中が傷つけられ、所々に大きな痣が目立つ。どこからともなく溢れ出したのであろう血が彼の全身を覆い、その一部は既に固まり始めていた。
 女は吊り下げられたまま無抵抗でいるその男の腹に、強烈な膝蹴りを見舞った。
「ぅぐ…」
 吐血したものと思われる血がガムテープ越しに滲み、男の呻く声が聞こえる。
 男の身体は突き上げられた衝撃で数十センチ宙に浮き、再びぐったりとしたもとの状態に戻る。
「な…何を…おい!…おい!!」
 その無惨な姿を見かねて俺は声を荒げて叫んだ。彼女はそんな俺に見向きもせず、さらに男を痛めつけ続ける。

 俺は必死でもがいた。あの見知らぬ男を助けようといったかっこいいものではない。
 ただ…今、目の前で起こっていることが俺には許せなかった。
 そして…俺の置かれているこの状況は一体何なのか、全てを確認したかったのだ。
 手足を死に物狂いで動かす。縛り付けられた縄を椅子に擦り合わせる。身体をバタバタと揺らして何とか抜け出そうとする。しかし、それは全て無駄な足掻きにしかなっていなかった。
 女は身に着けていた鎖を取り出すと男の首に巻きつけ、じわじわと絞め始めた。
「ぐ…」
「どう?苦しい?ふふ…簡単には殺さないからね…覚悟しな。」
 男の目は大きく見開かれ、顔はしだいに真っ赤に染まっていく。
 これは…これは何なんだ?…何故あいつが…そして何故俺が…こんな目に?…
 俺には何が何だか分からない。しかし女はそんな俺を尻目に男を責め続ける。
「ほら…こんなもんで死なれちゃ困るんだよ。」
 女が手の力を緩めると同時に男の荒い息遣いがテープ越しに聞こえる。
 男の目は虚ろであり、今にも白目を向きそうになっている。
 しかし彼女は再び鎖で男の首を絞め上げ、心なしか嬉しそうな笑みを浮かべている。
 こんなこと…こんなこと許されるわけがない…。
「やめろ!やめろ!!この犯罪者が!こんなことしてただで済むと思ってるのか!!」
 俺はたまらず、再び声を荒げた。意外にもその言葉を機に女はその手をぴたりと止めた。
 俺に後ろ姿を向けたまま肩を震わせる。
 …?…わ…笑って…いるのか?…この状況で…。何が…何が可笑しいんだ。
 同時に男の反応にも変化があった。何かを訴えるように、その虚ろな目を俺に向ける。
 どういうことだ?…これは一体…どういうことなんだ!

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