[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
 受刑者番号百十一番 光村隆介 二十九歳

 思えばたくさんの人を処刑してきた。
 どうして犯罪は無くならないんだろう。どうしてきちんと自白しないんだろう。
 私にはどうしても理解することができなかった。

 彼は一家全員を皆殺しにした凶悪犯だ。絶対に許すことはできない。
 先日デパートで購入したばかりのチュニックにスキニージーンズ姿で部屋に入る。ネイルサロンで塗ってもらったばかりの爪が私の気分をわくわくさせる。
 私が部屋に入るなり、男は喚いた。
「頼むよ!頼むから!俺をここから出してくれ、な?お願いだ。」
 どうしてここに来る人たちは皆、こんな感じなんだろう。結局は自分で選んで来た道でしょ?
 私は彼の言葉に反応することなく、言葉を発した。
「担当の後藤由香利です。よろしくお願いします。」
「頼む!もう許してくれ!頼む!俺は本当に、何もしてないんだから。」
 …さっきからくだらないことばかり言ってる…
 私は言葉を続けた。
「今日のメニューは、左手全指骨折と内臓損傷です。」
 男は私の言葉など聞いている様子はなかった。
「た…助けてくれ…助けてください…」
 こういう受刑者には、まず自分の置かれている立場をしっかりと理解してもらわなければいけない。

 私は黙って男に近付くと、その首を掴んで床に勢いよく倒した。
「抵抗は無意味です。刑はしっかりと受けていただきます。それが、あなたの務めですよ。」
 にっこりと微笑みながら語りかける私の目を見て、男は涙を溢れさせた。
 彼はぐったりと脱力し、肩に全く力が入らなくなっているようだった。
 迅速にその腕を取り、股の間に挟みこむと相手と一緒に倒れ込んだ。腕拉ぎをかける。
 男はそれでもなお絶叫を上げ、じたばたと抵抗しようとする。
「では、一つ目のメニューです。」
 私は関節を決めた左腕をがっちりと固めたまま、彼の手をそっと握る。
 そして彼の指を小指から順番に、関節とは逆の方向に折り曲げて一本一本丁寧に折っていった。
「ぐあああああ!!ぎぃやいやあああああ!!うっぐあああああああ!!!」
 骨折と同時に彼の絶叫が小部屋に大きく響き渡る。既に彼の喉は枯れ果て、かすれた、声にならない声がその部屋全体を覆い尽くしていた。
 左手の全ての指の機能を奪われた彼は、完全に生気を失っていた。その目に光はなく、ただただ小刻みにその身体を震わせながら小さく身体を丸めていた。

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