[18禁] 逆リョナ小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
「…処刑人さん…ちょっと、いいですか。」
 鞭打ちを終わらせた頃、彼が私に話しかけてきた。
「あの…普段はメニューを先に教えてもらっていたはずです。方針が変わったのでしょうか。」
 …あ…しまった…
 うっかりしていた。最初にメニューを告げるのは処刑人マニュアルの基本であった。
 私自身これまでしっかりと行ってきたことであったはずだが、この時はすっかり忘れてしまっていた。
「申し訳ありませんでした。最初にお伝えするところを…」
「いえ…」
 私は慌てて最後のメニューを彼に告げた。しかしその途端、彼の態度が豹変した。
 これまでの落ち着いた雰囲気とはうってかわり、明らかに取り乱した様子を見せた。
 その姿に驚いた反面、何故か私は彼に親しみを感じたような気がした。
「ほ…本当にか…本当にそれが…。あ…あ…やめ…やめて…」
 人間同士の心と心が触れ合う時…それはお互いが素の自分を曝け出した時なのかもしれない…
 そんな思いがふと私の頭を過った。相手が憎むべき違反者であることも忘れ、私は彼に魅かれる自分を感じた。
「最後の仕上げ…精一杯行わせていただきますね。」
 それは私の心からの言葉だった。しっかりと真心をもって最後の作業を行わなければ失礼だ。そんな風に考えていた。
「た…頼むーーー!それだけは…それだけは勘弁してくれ!!お願いしますーー!!」
 私は彼に微笑むと抵抗する彼の首を絞めて気絶させた。変形型の拘束具を着せてベッドに縛り付けて固定する。
 彼の左の手首から上だけが剥き出しになり、残りの全てが拘束具で包まれている。

 しばらくすると彼は目覚めた。目は大きく見開かれ、彼は恐怖のためか絶叫をあげ続けた。
「やめてくれーー!!助けてくれーーー!!」
「これが最後のメニューです。」
 彼の親指にナイフを突きつける。彼の息を呑む音が耳元で大きく聞こえる。
 私は片手で彼の手をしっかりと押さえつけると、反対の手で力いっぱいナイフを叩きつけ、親指を切断した。
「ぎぃやあああああああああああああ!!!」
 絶叫が部屋全体に響き渡る。そして彼は失禁し、気絶した。
 …ちょっとだけかっこよく感じちゃった。私って駄目な女。相手は法律違反者なのに…
 とにかく、今日の仕事も完了。

 私は今まで以上に、この仕事が楽しいと思えるようになってきている。

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