[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  〜美しき女性たちの狂気〜
 目的を果たした椿は速やかに城を脱した。城内には手下の武士がまだたくさん残っていることだろう。
 天誅を悟られる前に身を隠そうと、椿は元来た道へと足を速めた。しかし…
 門の手前まで戻って来たとき、その男は再び姿を現した。伯真であった。
 男の表情から感情は読み取れない。二人はお互いに、ただただ無言のままそこに立ち尽くしていた。
「避けられない…か…」
「ええ…どうやら…。運命って残酷ね…」
 二人は同時に小刀を抜く。
「…いざ…」
「…勝負!…」
 暗闇で蠢く二人を月明かりがぼんやりと照らし出していた。
 二人の影は重なり、そして離れた。二人はしばらく立ち止まり、やがて一方が倒れた。
「任務…終了。」
 椿は、瞳から涙が溢れるのを止められなかった。


 今や廃里となった潮鳴の里に、太陽の光を存分に浴びながら佇んでいる椿の姿があった。
 闘いは終わった。そして…同時に愛する者も失った…。
 私はこれから何を目的に…どうやって生きていけばいいのだろう…
 木陰にもたれかかりながら、椿は項垂れる。
 潮鳴を…立て直そう。それがきっと…老師の願いでもあったはずだから。
 ふと伯真の笑顔が脳裏を過る。
 はくしん…あなたのことはこれからもずっと忘れない…絶対に…。
 その時、忍びの影を背後に感じた。
 …殺気…相手は一人…右後ろ方向確認…
 ふふ、そっか。これが私の生きる道。
 椿はニヤリと笑みをこぼし、そっと小刀を手にした。


 時は文悠538年のことであった。



END

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コメント
この記事へのコメント
くノ一と聞くと、どうしてもエロいイメージが…
その印象に相応しい物語でしたね。できれば、もっと色仕掛けシーンも見てみたかったですw
2007/06/24(日) 19:08 | URL | SR #bMUbTW1E[ 編集]
同意です。
個人的にくノ一は大好きです。
どうもあの雰囲気に萌えを感じてしまうんですよね。
なるほど。色仕掛けシーン、いいですねc⌒っ*゚ー゚)っφメモメモ
貴重なご意見、ありがとうございます。
2007/06/25(月) 05:42 | URL | ryonaz #6x2ZnSGE[ 編集]
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